出版社内容情報
オレのピアノってなんだろう?陸上一筋の光平、光平大好きの彩音、ドイツ帰りのピアノ少女マイと奏でるタカくんの12歳奮闘曲!
内容説明
オレのピアノってなんだろう?オレたちは、自分の音を作るんだ!優柔不断のオレ、陸上一筋の光平、光平大好きの彩音、天才ピアノ少女マイが奏でる十二歳たちの奮闘曲!
著者等紹介
横田明子[ヨコタアキコ]
第13回ニッサン童話と絵本のグランプリ、童話部門大賞受賞作『ば、い、お、り、ん』(BL出版)でデビュー。日本児童文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
27
遠い方の新着棚で。横田さん初読み。3人の幼なじみに、ドイツからの帰国子女が加わった4人組。小学校5年生、子どものようだが、将来についても考える頃に差し掛かっている。調子よくいっている子も、目標が見えない子もいる。つまづいてヤケになることもあれば、何かのきっかけで夢が見えてくることもある。悩み、迷う中で、それぞれの道を見つけよう! 心のこもった四重奏(カルテット)、私も聞いてみたい! 2018/02/21
杏子
16
音楽は、音を楽しむから音楽なんだよね。小学6年生の4人の仲間たちが最後に四重奏(カルテット)の響きを聞かせられてよかった。よかったけど、4人の中で光平だけが陸上に打ち込むという設定だったので、そこだけ中途半端に感じた。2018/01/04
マツユキ
14
小さい頃からピアノを習っている「オレ」だけど、最近では家で練習していなくて…。同じ先生に習っているドイツからの帰国子女マイ、先生の娘で幼馴染の彩音、陸上一筋の光平とオレ、4人の小6の物語。途中で投げ出したら、それまで。オレが音楽の喜びを取り戻し、友人3人もまた自分の悩みを乗り越えていくのが、爽快な作品でした。音楽は一人でするもんじゃない。聞いてくれる人もいるし、一緒に演奏する人もいる。音楽の楽しさが伝わってきて、私も何かやっといたら良かったな。そして、次のクリスマスにはシュトーレンを食べよう。2024/02/16
izw
10
小さい頃からピアノを習っているが、最近練習にも気が入らないタカ、ピアノの先生の娘でピアノ以外の道を探している綾音、ドイツから帰ってきてピアノがダントツにうまいマイ、綾音が好きな陸上選手光平、それぞれ行き先の異なる子たちが、初詣で見かけたおじいさんがきっかけで、最後は団結して演奏することに、、、さわやかなテイストの物語。2018/02/21
timeturner
7
ピアノを習ってる子ってそんなに多くないと思うんだけど、こういうテーマで読まれるのかな。あ、でも、『蜜蜂と遠雷』があんなにヒットしたってことはピアノに興味のあるなしは関係ないのか。スポ根ならぬオト根みたいなジャンルがあるのかも。2017/12/12