出版社内容情報
いじめや不登校に悩む子どもたちの人権/障害児者への差別、虐待から人権を守るためには…を考える。 小学生高学年から
内容説明
このシリーズでは、人権をおびやかされたり、侵害された人たちが、その回復のためにたちあがり、「人が人らしく生きる」ために努力した、具体的ケースからかたられています。2巻は、子ども・障害者と人権について。小学校高学年~中学・高校生向き。
目次
子どもと人権―子どももひとりの人間なのだ(いじめ問題を考える;子ども虐待を考える)
障害者と人権―障害者の「人として」生きる権利と差別(M学園障害児進級拒否事件;障害児体罰裁判;企業・施設障害者虐待事件;白河育成園施設虐待事件)
著者等紹介
坪井節子[ツボイセツコ]
1953年、東京に生まれる。1978年、早稲田大学第一文学部卒。1980年、弁護士登録。1987年より東京弁護士会の「子どもの人権救済センター」や、日本弁護士連合会の「子供の権利委員会」などにおいて、「非行」少年の付添人活動や、学校・家庭・福祉の現場で子供の人権救済活動にたずさわる。1998年「検察官関与に反対し少年法を考える市民の会」を発足させ、事務局をつとめる。3人の子どもの母親でもある。著書に『アジアの蝕まれる子ども』『家庭の崩壊と子どもたち』『子どもは大人のパートナー』(明石書店)、『弁護士お母さんの子育て新発見』(草土文化)などがある
児玉勇二[コダマユウジ]
1943年、東京に生まれる。1971年から2年間、裁判官を経験し、1973年に弁護士となる。東京弁護士会「子どもの人権と少年法に関する特別委員会」「高齢者・障害者の権利に関する特別委員会」などの委員を兼務。「子どもの人権110番」「障害者人権110番」ほかの相談員。著書に『子どものための人権ノート』『子どもの人権ルネッサンス』『障害をもつ子どもたち』『障害児をたたくな』(明石書店)などがある
鈴木びんこ[スズキビンコ]
埼玉県に生まれる。制作プロダクションのデザイナーを経て、フリーイラストレーターとなる。日本児童出版美術家連盟会員。主な作品に『みんなが月にいく前に』(大日本図書)、『12歳たちの伝説』(新日本出版社)、『The MANZAI』『性はHのことじゃない』『くらしとあそび・自然の12か月(11)(12)』(岩崎書店)などがある
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