内容説明
お金は100円玉や1000円札のように、目で見ることができます。でも、人と人とをつなぐお金の役割や、お金と社会の関係は目では見えません。だから頭で考えて、正しく理解することが大切なのです。このシリーズは、お金の便利さやこわさをきちんと理解して、上手に正しく使えるようになることを目的につくられました。上手に正しく使わなくてはいけないのは、私たちだけでなく、会社や銀行や国も同じです。「お金はよい召使いであるが、悪い主人でもある」。こんなことわざがあります。お金を「悪い主人」にしないためには、どうしたらいいのか、このシリーズを通じてみなさんといっしょに考えてみましょう。
目次
第1章 お金はだれがつくる?
第2章 現金だけがお金?
第3章 お金の量はどれくらい?
第4章 お金と物価
第5章 金利はお金の「値段」です
第6章 お金の「値打ち」は変わる
著者等紹介
伊藤正直[イトウマサナオ]
1948年生まれ。東京大学大学院経済学研究科教授。経済学博士。主な著書に『日本の対外金融と金融政策1914~1936』(名古屋大学出版会/第31回エコノミスト賞受賞)など多数がある
井上正治[イノウエマサジ]
1939年、北海道生まれ。東京デザイナースクール中退。画家。雑誌、絵本、単行本に絵を描きつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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