内容説明
昭和二十年六月のなかば、鳥栖小学校（佐賀県）に、二人の若い飛行兵がやってきた。「お願いです、出撃前に、ぜひピアノを弾かせてください」音楽を専攻する二人の学徒兵は、ベートーベンの有名なピアノソナタ『月光』をけんめいに弾いた。そして翌日、沖縄に向って飛び立ち、永遠に帰らぬ人となった。戦争が終ったのは、それからまもなくのことである…。応対した代用教員の女の先生と、残されたピアノが語る、悲しい青春と戦争の物語。
感想・レビュー
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のろのろまちこ
1
＊終戦間近の悲話。若者がこのような目には合ってほしくないものです。2017/08/26
