出版社内容情報
日本の発明家で、実業家としても活躍した豊田佐吉。
外国製の織機をヒントに独自の織機を発明した佐吉は、生涯で様々な発明をしました。
その息子は、佐吉のあとをついで国産自動車の研究、開発をはじめ、トヨタ自動車が生まれます。
内容説明
自分を変える。それはきっかけと、ほんの小さな勇気があればできるのかもしれない。十一歳のときの豊田佐吉もそうだった。佐吉はやがて、動力による織機を発明し、日本が綿布の輸出大国となることに大きな役割をはたす。そして、息子の喜一郎は父の意思を継いで、トヨタ自動車の開発を始めるのだった。
目次
プロローグ 世界のトヨタの生みの親、日本を救った発明家・豊田佐吉
1 十一歳のひとり旅
2 夜の勉強会
3 一筋の光
4 だれかのために
5 苦悩のとき
6 運命の出会い
7 発明王誕生
8 輝く希望
エピローグ 未来へ―「障子窓を開けてみよ。外は広いぞ」
著者等紹介
那須田淳[ナスダジュン]
1959年生まれ。早稲田大学卒業。著作に『ペーターという名のオオカミ』(小峰書店、産経児童出版文化賞、坪田譲二文学賞)など多数。95年よりドイツ・ベルリン市に在住。和光大学非常勤講師。共立女子短期大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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華チカル
2
★★☆初めて詳細な生涯を知り、日本の発明、開発者の鏡だと素直に感じた。クリエイティブに命をかけて、家族をも目に入らないぐらいの努力をしているかと思えば、前妻を心の奥底で想っていたり、今の家庭を大切にする一面もあり、クリエイターとして、父親として学ばせて頂くことが多い。お金で豹変せずに、いつまでも謙虚。共感力の高さと、勝ち負けではなく、世界中の人が便利に使ってくれたらうれしいとのお言葉。心からそう想わないと、うわべだけの偽善になるが、そう周囲に思わせない人間力は尊敬に値するし、そんな共感力を身につけたい。2024/12/23
ゆうぴょん
1
小6娘。伝記好きの娘に。 愛知県民としてはおおよそ知っている的な内容(社会やあいちの偉人として道徳とかで習った気がする)ではある。 母の苦労を何とか楽にしてやりたいと佐吉が開発したものがのちの豊田自動織機。アメリカでも認められるようになり、今でもジャガード織などで活用されていますが。 豊田一族のその後の活躍は全国民の知るところ。何かを便利にしたい、その情熱をもってものづくりに取り組んでいく意欲を持てることが素晴らしい2023/09/21
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