内容説明
グレゴール・ヨハン・メンデルは、遺伝学の父とよばれています。メンデルは、個々の生物の特徴が、どのようにして親から子へ受けつがれるかをつきとめました。エンドウマメの実験をつづけ、遺伝のメカニズムを解明することに成功したのです。技術が飛躍的に進歩した現在では、この生命にかかわる根本的な法則を応用し、わたしたちの想像をはるかに超えることも可能となりました。この本には、メンデルが遺伝の法則を発見するまでの苦労や、さまざまなエピソード、ひらめきや悩みについて書かれています。
目次
19世紀の空想科学小説
ぼく、グレゴール・ヨハン・メンデル
いつか、ぼくの時代が来るさ
正体不明の病気で寝こむ
選択のとき
気のいい仲間たち
革命家と友だちになる
自由を、自由を!
試験はこりごりだ
ウィーンでの留学生活
実験の開始
またもや不合格!それでも、エンドウマメはすくすく育つ
メンデルの法則
毎日の生活
イギリスへの旅
わたしの発見なんて、だれも相手にしてくれない
世界はさまざまだからこそ、楽しいんだ
竜巻
さようなら、みなさん
著者等紹介
ノヴェッリ,ルカ[ノヴェッリ,ルカ][Novelli,Luca]
ライター&イラストレーター。自然や科学についての本を数多く執筆しており、作品は、約20カ国語に翻訳されている。イタリア国営放送(RAI)の番組作りに協力したり、グラフィックデザインの月刊誌『G&D』の編集長をつとめたりと、多彩な活動をしている。もっとも優秀な子ども向きの科学書の著者として、イタリアの環境団体「レーガンビエンテ」から2001年に表彰された。2004年には、優秀な児童書におくられるイタリア・アンデルセン賞も受賞している
滝川洋二[タキガワヨウジ]
NPO法人ガリレオ工房理事長。東京大学教養学部特任教授。1949年岡山県生まれ。1972年埼玉大学理工学部卒業、1984年国際基督教大学大学院博士課程修了。教育学博士。専門は概念形成研究、科学カリキュラム研究、物理教育
関口英子[セキグチエイコ]
翻訳家。埼玉県生まれ。旧大阪外国語大学イタリア語学科卒業。小説、児童書、映画字幕など、イタリア語の翻訳を幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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