感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
15
久米中学校の図書館で見つけました。 SFが置いてあるとこは、すくないのですが、2シリーズありました。この本は、東京オリンピックの年のラジオドラマの書きおろしだそうでそうです。良くできていると思いますが、人類が核兵器を廃絶できるとは?思いません。いつか自滅するのかな。 2018/05/19
スターライト
2
一種のファースト・コンタクトもの。宇宙からの未知の生命体が、宇宙訓練生の若者にテレパシーで呼びかけ、全世界に対して全ての核兵器の廃棄を求めるが、それを武装解除と受け止め、異星人からの侵略に反対のため、狂気に陥っていく様子を迫真の筆致で描いていく。60年代のラジオドラマの書籍化だが、今でも十分予想できる展開に、人類はちっとも進歩していないと悲観してしまう。それにしても、福島正実は登場人物の名前にSF関係者を使うとは、茶目っけあるなあ。サム・モスコウィッツには、思わずニヤリとしてしまった。2010/11/21
kuma-kichi
0
うーん、ジュブナイルやねぇ。2009/12/27
火星人碧
0
子供向けの本を読んでいると、存在すら知らなかった作品によく出会う。最初から子供向けに書かれてあまり版を重ねていないものの多くは、知らずに終わってしまうのだろう。これはラジオドラマで一年間放送されたものの小説化だそうだ。一年分をこの長さに書くのは困難だっただろう。なかなか面白かった。少年たちにきっと宇宙への興味を起こさせたに違いない。宇宙人が来訪したときに起こる混乱の数々を網羅し分かり易く描写してある。丁寧な仕事だ。だから内容がしっかりしている。2021/02/19
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