内容説明
盲人マラソンの元世界記録保持者(2時間37分43秒)であり、パラリンピック・マラソンの金メダリスト、高橋勇市。視力を失いながらも、懸命に努力を重ねて金メダルを勝ちとった力強さ、さらなる目標に向かって走り続けるその姿。人びとに夢と勇気をあたえるランナーの、感動のノンフィクション。
目次
あこがれのパラリンピック
アテネの風になった
小中学校の思い出
目が悪くなった高校時代
葛藤の日々
国立身体障害者リハビリテーションセンター
マラソンとの出会い
幻のシドニー・パラリンピック
大けがを乗りこえて
伴走ボランティアとランナー仲間たち
バリアフリーめざして署名活動
夢に向かって
新しい生活
世界最高記録の樹立
センターポールに掲げられた日の丸の旗
次の目標に向かって
可能性への挑戦
著者等紹介
池田まき子[イケダマキコ]
1958年秋田県生まれ。雑誌の編集者を経て、1988年留学のためオーストラリアへ渡って以来、首都キャンベラ市に在住。フリーランス・ライター。訳書に『すすにまみれた思い出・家族の絆をもとめて』(金の星社/産経児童出版文化賞推薦)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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︎💓ひかる💓
2
私は目を閉じたまま歩けない、いや走るとこともままならない。たとえ伴走者がいるとはいえ私には無理だろう半身麻痺も残っている。私はまだ軽快に自転車に乗れる!伴走者が見つかった!人生のね。私の伴走者は…。2024/01/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
2
28年度6年生ブックトーク授業2016/06/23
ゆぅいちゃん
0
偶然にもパラリンピック開会式の予定だった日に読みました。 夢をあきらめない、 それは大変な努力を必要とすること。でも自分がきめた夢をかなえるステップは、苦しくとも充実している。それはまだ知らなかった、新しい自分を知ることでもあるから… 選手を支える全ての人たちもまた、素晴らしい!2020/08/27
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