内容説明
横たわるレオの頭の上に、トビー・ロルネスは氷の塊を持ち上げた。レオと過ごした幼い日々が、走馬灯のようによみがえる。これを落としたら、そのすべてが消えてしまう。だが、トビーは勇気をふりしぼり、ぐっと腕をふり上げた。その瞬間…。サン・テグジュペリ賞などフランス国内外で12賞受賞の話題作完結編。
著者等紹介
フォンベル,ティモテ・ド[フォンベル,ティモテド][Fombelle,Timoth´ee de]
1973年生まれ。フランスとベトナムで文学の教師をつとめる。のち演劇に転向。1990年に自らが脚本と演出を手がける劇団を結成。以来、演劇のための脚本を書き続ける。著書「Je danse toujours(ぼくはずっと踊っている)」(Actes Sud刊)は、2002年のアヴィニヨンのフェスティバルのオープニングで朗読された。「トビー・ロルネス」は彼の初めての小説で、サン・テグジュペリ賞をはじめ、フランス国内外で12の賞を受賞し、国際的な成功を収めた
プラス,フランソワ[プラス,フランソワ][Place,Francois]
1957年生まれ。視覚表現をエコール・エスチエンヌで学ぶ。スティーブンソン「宝島」など多くのすばらしい作家の作品のイラストを手がける一方、フィクションの分野でも才能を発揮している。日本の浮世絵にも造詣が深く、北斎についての著作もある
伏見操[フシミミサオ]
1970年生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て、英語、フランス語の児童書の翻訳を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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