内容説明
生きている両親の声。エリーシャの瞳。トビーを新たな冒険へと旅立たせるのに、それ以上何が必要だというのか。さあ、もう一度、トビー・ロルネスに戻るのだ。両親を助けられるのはぼくしかいない。孤独、不安、絶望の淵からトビーはふたたび立ち上がった。サン・テグジュペリ賞などフランス国内外で11賞受賞の話題作第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいねこ
2
木だけを自分たちの世界と考えている小さな人たちの物語の第2巻です。1階上に上がると、2階下にたたき落とされる。トビー・ロルネスの進む道はそんな感じです。この状況で人を信じ、希望を抱き続けることは難しい。トビーの気持ちも揺らぎ、疑いが芽生えます。一番信じたい人を信じられない。その原因がその人のせいではないことに、トビーはまだ気づいていません。苦難は彼を強くする。つらい思いをしている人はたちは、必ず報われる。そう思って次の巻を待っています。2008/11/04
けい
2
びっくりするほど繊細で壮大な物語。早く続きが読みたい。2009/03/21
にま
2
お~、そうくるか~!!という感じの怒涛の展開。ハラハラドキドキです。2009/01/21
凪
1
なんだかものすごい速さで展開していくので、ハラハラしながら一気読み。途中「え・・・それは悲しい(TДT)」な展開になるんだけど、終盤でホっとして、それもつかの間「なんだってぇぇ~~」な終わり方されたので、早く次巻を読まないと!てか、レオは一巻の冒頭でトビーをわざと逃がしてくれたと思っていたのに・・・切ないなぁ。2021/02/11
明日希
1
一気読みしてしまった。あぁぁ、と感嘆。3巻へ!2010/07/23