内容説明
曹操軍におわれ、劉備たちは江夏におちのびていった。曹操軍は呉の国境にもせまってきていた。劉備は生きぬくため、曹操軍を呉の孫権にむけさせようとかんがえていたところ、孫権の重臣・魯粛が劉備をたずねてきて孔明を使者としてつかわすよう要請してきた。曹操軍にこうふくするか、たたかうか、まよう孫権とその重臣たちにむかって、孔明は兵をあげるよう、策をめぐらし、諸将に論戦をいどむのだった。さて、呉の孫権は立つのか?曹操軍は目前にせまっている。孔明の智諜やいかに?
感想・レビュー
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みや
29
諸葛孔明があの手この手で呉に魏を攻めさせようとする第五巻。私の中で三国志は曹操VS劉備、魏VS蜀のイメージが強いのだけれど、この巻を読んで、呉があるからこそ三国志は面白いのだと強く感じた。それぞれの力バランスが常に変化していて、2対1の関係性がコロコロと入れ替わるから、その駆け引きが物凄く面白い。呉に対する認識が結構変わった気がする。周瑜の帽子に付いている触角のようなものが長すぎて、周瑜がコマの中にいるだけで笑いを堪えていた。当時の中国で実際にあったファッションなのだろうか。2019/04/08
えろこ
0
今更つっこむことでもありませんが、なんで皆ヒゲを伸ばしているのでしょうか。周瑜は「三国無双」に登場する彼のようなイケメンではありませんね2013/04/13