出版社内容情報
毎年夏になると行なわれる少年少女の知床半島冒険キャンプを、美しく力強い木版画で描く。知床の大自然と、その中でのびのびと活動する子どもたちの姿が魅力の大型絵本。 小学生低学年から
内容説明
夏の北海道、少年少女の探険隊が知床半島の東岸をすすんでいく。子どもたちは、足もとの悪い岩場をあるき、ザイルをつかって崖をのぼり、洞窟でキャンプをして岬をめざす。知床半島のきちょうな動植物、くらしや歴史、そして子どもたちが自分の手足でつかむ探険の旅。探険隊とともに、知床の雄大な自然をあじわう絵本。小学校中学年以上向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さすらいのアリクイ
19
北海道、羅臼町の子どもたちが知床半島を探検するイベント「ふるさと少年探検隊」に参加し、そこで経験したことが描かれた絵本。参加中、150メートル先にクマを発見したり、歩きながら食事を取ったり、洞窟の天井から落ちてくる岩清水で炊いたごはんを食べるなど、大人同伴とはいえ過酷な道程、生活を子どもたちは経験します。子どもたちの探検の様子の途中で知床半島の動物や植物、間宮林蔵など北海道が蝦夷と呼ばれていたころに探検した人たちのことや、羅臼のコンブ漁の解説も。読んで知床半島の歴史や自然を感じることができる絵本です。2016/09/14
さきん
18
今や世界自然遺産に登録されたが,昔はアイヌ人がたくさん住みもっと生活感があったかもしれない.絵本も昭和臭が漂ってくる.2016/11/04
majiro
12
「これはね、北海道の知床っていうところのお話なんだよ」「えっ北海道って、マッサンのいたところ?」よく覚えてるな6歳男児!探検は、ちょっと恐かったみたいで、時折、行きたい?と聞くと、行きたくない、と答えたり、行ってみたいと答えたりしていて、面白かった(^^2015/10/16
けいこん
7
長男はこの本が大好きだったんだが、長女次女はトキメかないらしい。性別が違うからか、時期が違うからか。。紀行文的な絵本。私は良い本だと思うんだが。冒険や図鑑の好きな男の子向きかもしれない。2016/06/20
izw
7
関屋敏隆の作品は3作目。2000年出版、うちの子たちが小さかったはずだが、なぜ出会わなかったのだろう。出会っていれば、きっとお気に入りの絵本となったと思われて、つくづく残念。2014/07/13