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出版社内容情報
日本神話のなかで最も知られている物語を、映画監督である著者が映画的手法を使って展開した名作。 小学生低学年から
内容説明
須佐之男命は、高天原(天上)にいたときには、天照大神を中心とする“祭りごとの世界”にとじこもれない荒あらしいエネルギーの持ち主で、規律を破る異端者だった。その結果、天上を追放されて出雲の肥の川(島根県揖斐川)の地におりたつと、ちえと勇気をふるって悪(やまたのおろち)を倒し、土地を開き、生産を指導し、生活を高める役割をはたす。つまり神から人間の王者となっていく。文は映画監督の羽仁進、絵は赤羽末吉で、英雄説話にふさわしい力強さにあふれている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
大好きなスサノオさんの本を借りてきたのですが、同じ絵なのに、より詳しく書いてあるのに、娘さんは先日読んだバージョンのほうがよかったそうで、ふうん、とびっくり。2020/07/01
ヒラP@ehon.gohon
26
羽仁進さんが書いているからでしょうか。映画のシーンのカットに説明文をのせているようなお話になっています。 勇者で英雄のスサノオが、たかがまはらでは悪童でやっかい者だったというスタートから、神話の不思議さを感じました。 全文ひらがななのは、対象を低年齢に設定しているのかもしれませんが、内容は中学年以上だと思います。 赤羽さんの迫力のある枝は、ちょっと怖くもありました。2020/04/30
☆よいこ
21
初版1967年、復刻版2002年発行。全文ひらがな。高天原に住んでいたスサノオはアマテラスに追い出された。スサノオは川で箸を拾い上流に行くとクシナダヒメと出会う。おろちの生贄にされるというクシナダヒメを救うため8つのかめに酒を準備する。おろちの首をひとつづつたおす。スサノオは88の傷を負う。クシナダヒメは8人の子どもを産む。▽赤羽末吉の絵がいい。2018/05/15
たーちゃん
20
息子が選んだ絵本。息子は「蛇を倒した剣凄かったね」と言っていました。2023/01/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
岩崎書店 ものがたり絵本シリーズ1 赤羽末吉さんの絵を求めて。8つの頭を持つやまたのおろち。スサノオノミコトが88の傷を負わされたのは知りませんでした。クシナダヒメが8人の子を生んだりと、8にちなんだことが多いですね。2020/01/04