出版社内容情報
「それはいけないことです」を連発する,学校におくりこまれたお手本ロボットのたのしいSF童話。第14回SF童話賞大賞作品。 小学生低学年から
内容説明
「子どもは、そんな口きいちゃいけません」いかにも優等生といったかんじで、先生のうけもいい、イヤミなやつがあらわれた。ぼくたち、あっけにとられていたけれど、あんまり目にあまったから、いっちゃった。「バカか、おまえは」って。そしたら、ピィー、ポン、バチバチ、ボヨーンさ。―あのひとことから、事件がはじまったんだ。第14回福島正実記念SF童話賞大賞作品。小学校低・中学年向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書国の仮住まい
3
ハジメはミツグとヨウスケを誘って、学校の帰り道にファミコン雑誌を立ち読みするためコンビニに寄る。 すると店員に注意され良くない言葉で答えると、少年にいけませんと嗜められる。 彼ヨシオは次の日クラスに転校してくる。 受け応えも丁寧、先生が出す問題もスラスラと回答。 さらに普段できない生徒が正解を出すと褒める。 学級会でその正体を表す。 彼は教育省が送り込んだお手本ロボット。 爆発しますと予告、何故かハジメを追い回す。 仲間と言われたハジメ、彼は流行を子供に流す民間ロボット。 人間のため、お手本をぶっ潰すぞ!2023/01/24
kusomatsu
1
小学生の時以来の読了。 主人公の設定はありきたりと言えばありきたりだが、児童文学では結構な衝撃なのでは。 実際自分も四半世紀経っても記憶に残っていた。 ただ終盤の展開があっさりしているので、そこまで劇的に感情を揺さぶられる訳ではないが。2025/03/28
芦屋和音
0
あんまり好きじゃない終わり方。第14回福島正実記念SF童話賞大賞作品。2012/08/10
tatte
0
図書館。2012/01/27
ぬのさと@灯れ松明の火
0
お役人の考える「良い子」のお手本を示すロボット。もっと非のつけどころがないくらい完璧なのに、決定的におかしな人格だったらおもしろかったのに。2011/01/31
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