出版社内容情報
日曜日、ぼくのおばあちゃんとぬいぐるみのポーポが結婚する。
ある夜ぼくは見てしまった。二人がキスするところを…。
村田沙耶香と米増由香が魅せる、新しくて美しい結婚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
233
「ぼくのポーポがこいをした」絵本原画展/MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店にて。村田沙耶香さんによる不思議なお話。クマのぬいぐるみとおばあちゃんの恋。嫉妬する少年。読んでいくと、ふたりを祝福したくなります。米増由香さんの絵は独特の世界観を明るく描いています。原画を見ると、コラージュっぽい部分もあって、見ていて飽きません。2021/10/19
starbro
213
村田 沙耶香は、新作中心に読んでいる作家です。恋の絵本シリーズも読み続けて、第四弾です。原作が村田 沙耶香なので、お婆ちゃんがどうしてぬいぐるみのポーポに恋をするのか理解できませんが、個性的で魅力的な絵本でした。 https://www.iwasakishoten.co.jp/special/koi/2020/05/20
ままこ
96
恋の絵本シリーズ。米増由香さんのファンタジックでキュートな絵と村田沙耶香さんらしい“とらわれない恋のかたち”が不思議とマッチしている。「こいは へんなんだよ。 へんになるのが こいなんだから」ぼくの複雑な気持ちもわかるな。大人も楽しめる絵本。2020/06/27
☆よいこ
86
絵本。ぬいぐるみだって恋をする。おばあちゃんだって恋をする。ぼくのお母さんふたりだって恋をして結婚した。「ぼくがいつか恋をする日、おばあちゃんみたいに真っ直ぐ背筋を伸ばしていられるか」ぼくは精一杯拍手をした。▽恋に向き合おうとするぼくの葛藤。というか娘を取られた父親の気持ちか?友人を家庭に奪われた青年か?2021/06/19
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
79
☆5.0 ぼくのおばあちゃんがぼくのぬいぐるみのポーポとけっこんする。 おばあちゃんは にんげんだし ポーポは ぬいぐるみだ。 なのにタイトルが『ぼくのポーポがこいをした』 脱帽ですよ、このセンス。 それと、米増由香さんの画は馬は出てこないけれど もうシャガールだね、とてもよいね。 2020/12/19