出版社内容情報
ぼくたちの学校では,けん玉が大はやり。ぼくは知らなかったけど,うちのとしばあちゃんは,けん玉がすごくうまかったんだって。 小学生中学年から
内容説明
3年2組のトチオのクラスでは、いまケン玉がはやっている。こんど学級ケン玉大会をすることになり、みんな猛練習中なのだ。でもトチオは、いくら練習してもうまくならない。いつもクラスメイトからからかわれている。ケン玉大会の日がちがつぐにつれて、トチオは気が重くなってきた。そんなある日、としばあちゃんがトチオにケン玉をおしえてくれることになった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s-kozy
28
小三の息子の推薦で読む。児童書にしておくにはもったいない秀逸な作品。ケン玉がうまくなりたい僕の話とアルツハイマー型認知症の年寄りを抱える家族の話が上手に並行して描かれている。「人間、としをとると、だれでもいつかは子どもに帰っていくのです。(略)いま、わたしたち(年寄り)が、あなた(子ども)たちからいただくやさしさは、そのときのあなたたち自身がほしいものなんですよ」という台詞が素晴らしい。超高齢社会に産まれてしまった今の日本の子ども達みんなに読んでもらいたい作品。2013/02/18
おはなし会 芽ぶっく
7
草間トチオはおばあちゃんとお母さんと3人暮らし。おばあちゃんもお母さんもけん玉が上手なんですが、トチオは…。もうすぐ学級けん玉大会があり、おばあちゃんから草間流けん玉の秘術を教えてもらいます。2018/10/04
二条ママ
1
長女2年生。学校図書館本。2018/10/10
Yoshie
0
年始に愉快で楽しいお話でした テーマも暖かい2021/01/02