出版社内容情報
2011年3月11日、津波で子どもたちの命を奪われた大川小の母たち。子どもに語るように育てたひまわりに託した祈りと願い。
宮城県石巻市立大川小学校。東日本大震災による津波で、全校児童108名の七割に当たる、74名が行方不明・命を落とすという悲劇に見舞われました。
本絵本は、津波でお子さんを亡くし、言いようのない悲しみの底にありながら、なんとか前向きに生きていかねばと、小学校そばにひまわりの種を植えはじめた8人のお母さんたちによる絵本です。
ドキュメンタリーを撮るために現地へ行っていた作家・葉方丹さんに託された、お母さんたちからの手紙。そこには、辛い悲しみと同時に、子どもたちへの愛情あふれるメッセージが詰まっていました。絵本作家・松成真理子さんも現地へ赴き、お母さんがたの話に耳を傾け、それぞれの思いや願いをすくい上げ、絵本という形にしました。
この8人のお母さんのほかにも、震災でお子さんや親しい人を亡くし、深い悲しみを抱える人はたくさんいます。また今回の震災ではなくとも、同じような喪失感や悲しみを心に持つ人も大勢います。そんな方々の心に、少しでも寄り添うことができたらとの願いで、この絵本を出版することにいたしました。また、この絵本の売り上げの一部を、東日本大震災義援金として寄付いたします。
【著者紹介】
【葉方 丹】 京都市出身。NHKはじめ、テレビ各局のドキュメンタリー番組を長年にわたって手がけている。作家、作詞家、脚本家、演出家としても活躍。
内容説明
大きな津波によって74もの大切な命がうばわれてしまった小学校。お母さんたちは、子どもたちが避難しようとめざした場所に、ひまわりを植えはじめた。8人のお母さんたちの、わが子へ宛てた手紙や話をもとにつくられた絵本。
著者等紹介
葉方丹[ハカタタン]
1944年京都市生まれ。日本シナリオ作家協会、日本音楽著作権協会会員。おもに、ドキュメンタリー、幼児番組の作詞・脚本・演出を手がける
松成真理子[マツナリマリコ]
1959年大分県生まれ。『まいごのどんぐり』(童心社)で児童文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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