出版社内容情報
大すきなおばあちゃんが倒れた-家族やヘルパーに看取られて,ゆったりと最後の日々を過ごす姿を愛情をこめて描いた心温まる絵本。 幼児から
内容説明
おしゃれで自分のことは自分でしようとがんばっていたおばあちゃんが倒れた―ベッドで眠りつづけるおばあちゃんをまん中に、ヘルパーさんや看護婦さんに支えられてすごした、たあちゃん一家のかけがえのない日々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テルテル
33
今から20年前、大好きなお婆ちゃんが亡くなりました。幼い頃から、忙しそうに働いている父母を横目にいつも私に寄り添ってお話をしてくれたり、お散歩してくれました。今思えば、私たち孫に寂しい思いをさせたくなかったのだと思います。そんなお婆ちゃんが入院しました。私は当時大学生で、みんな仕事をしていたので、毎日、お婆ちゃんに寄り添って病院で寝泊まりしました。その間、今まで知らなかった、おばあちゃんの歴史を知りました。正直感動しました。入院しながらも、私を気遣っていたのはお婆ちゃんでした。この絵本に感謝します。2015/05/20
わむう
14
元気で、いつも甲斐甲斐しく皆の身の回りのことをしていてくれたおばあちゃんが倒れてしまい今度は、おばあちゃんの子どもや孫のたぁちゃんが寝たきりになったおばあちゃんの世話をする番になる。働き者だったおばあちゃんの今の仕事はみんなと一緒にただそこにいてくれること。このお話を私のように自分と重ね合わせる人も多いだろうな。2016/04/21
どら母 学校図書館を考える
9
人はどう生きてどう死ぬか2022/09/06
ゆにす
7
元気だったおばあちゃんが、少しずついろいろなことができなくなり、最後は寝たきりになってしまうという内容です。介護の辛いこともあたたかい絵とやさしい言葉でつづられています。2012/08/14
くろばーちゃん
2
看取りのお手本のような絵本。あまりに尊くて、こんなふうにしてやれなかった身としては読んでいて辛くなってくる。こんなに理想的に看取れる家族がどれくらいいるのだろう。コロナの影響で会うことすらできなかった者が読むには辛すぎた。2023/12/18