出版社内容情報
手をつないでもにげちゃう,そして大声をだすたっちゃん。一緒に遊びたいのに,どうして?自閉症への理解をたすけるえほん。 幼児から
内容説明
ぼく、たっちゃんとあそびたいのに―「ぼく」のぎもんにこたえ、ともだちの自閉症について、理解をたすける絵本です。巻末に児童精神科医師、佐々木正美先生の解説付き。五歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
70
これはなかなか良い本だ。今日行ったシンポジウムで、かこさとしふるさと絵本館の館長さんが大人相手によみきかせしてくれました。大人になってよみきかせしてもらう機会なんてなかなかないし、それも含めて良かった。2015/08/21
テルテル
38
現在、ネット情報によると、自閉症の子供が100人に1人いると言われている。子供の症状に、親が自らを責めることが多いという。私のお気に入りの絵本『おおきなあな』と共感。彼らには何の罪もない。いじめを受ける子もいるという。母親も何も悪くない。親の育て方が悪かったわけではない。ただ、彼らの症状という事実を受け止めること。温かい思いやりと根気強い協力が必要。何よりも、周りの人達以上に自閉者自身か大変な苦労をしていると思う。彼らは不安という『あな』で私たちの理解と協力を求めている。温かく社会に迎え入れたい。2015/06/30
ヒラP@ehon.gohon
21
障がい者の福祉施設に働いているから、このような絵本はとても気になります。 こだわり行為、自害行為、独特な発語等々、健常者の目には不思議な人たちかも知れません。 おまけに知的障害を持っていると、見た目より知識や表現に不得手なものを多く抱えていたりします。 複雑に絡んでいるので、この絵本は自閉症の由来は言えているけれど、彼らの行動特性はもっと個性的で、当てはまらないこともあります。 でも、理解されることの大切さを、この絵本は語っています。 2022/07/12
ヒラP@ehon.gohon
11
【再読】大人のための絵本2022/07/21
どら母 学校図書館を考える
10
わかりやすい。2020/11/25