内容説明
私たちはなぜ祈るのか。「聞かなくてもわかる」「言わなくてもわかる」、だから「黙る」のではなく、「それでもあなたの声を聞きたい」「それでもわたしに願い、訴え、嘆き、感謝の報告をしてほしい」「あなたとことばを交わしたい」―三位一体の神は、そのように私たちとの交わりを求めてくださるお方なのであり、そのために与えられた特別の恵みが「祈り」なのです。
目次
第1部 祈りの教え(はじめての祈り;御父と祈り;御子と祈り;聖者と祈り)
第2部 祈りの諸相(ひとりの祈り;ともなる祈り;祈りと聴許;祈りの力)
第3部 祈りの作法(素直になって;声を聴きながら;時を取り分けて ほか)
第4部 神との語らいとしての祈り
著者等紹介
朝岡勝[アサオカマサル]
1968年、茨城県出身。東京基督教短期大学、神戸改革派神学校卒。日本同盟基督教団市原平安教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころりん
1
TCUどこエク「祈りの作法 実践的祈祷論」全8回の講義から生まれた「祈りについての本」 祈りの(聖書からの)教え、祈りの諸場面、祈りの作法13、生活の中でのそのまま祈れる祈祷文例、と具体的。 著者の成長、教会・災害・怒りとの向き合いのエピソードも含めつつ、諸信条や神学者の文言も引いて、重厚な深みから祈りが語られる。 神との語らいが祈りであり、それは人なる他者との語らい(関係性)と切り離せない。 そう思うと、本書は、僕への語りであり、神もここにいたもう、ある意味の「ともなる祈り」なる読書なのだと気づく。2025/01/06