内容説明
死別、離別、失業、失恋、転居…すべての人が「喪失」の中にある。喪失による悲嘆(グリーフ)の中で神の愛に触れ、「神のかたち」に再生されていくための取り組みを、事例を通して実践的に学ぶ。
目次
第1部 聖書に学ぶグリーフケア(父なる神によるグリーフケア;御子なるイエスによるグリーフケア;聖霊なる神によるグリーフケア)
第2部 グリーフケアの基礎知識(喪失;グリーフ;グリーフプロセス;ストーリーとアイデンティティ;リ・メンバリング)
第3部 グリーフケアの実践(近づく;聴く;説き明かす;食卓に着く)
著者等紹介
岩上真歩子[イワガミマホコ]
米国・アズベリー神学大学院(神学修士M.Div)、英国・ナザレン神学大学院(神学修士M.Th.)卒業。東京女子大学文学研究科心理学専攻博士前期課程修了。日本ホーリネス教団久喜キリスト教会主任牧師。心のケアミニストリー「タリタ・クム」代表。アジア福音同盟女性委員・子ども委員、日本福音同盟女性委員。D6ジャパン・ディレクター。東京都公立学校スクールカウンセラー。臨床心理士・公認心理師・社会福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころりん
1
心のケアミニストリー「タリタ・クム」の「グリーフケア」と「聴くことから始まる」セットの一冊。 グリーフとは、喪失(大切なことを失い、もう取り戻せない体験)による悲嘆。 その喪失を、安易に意味づけたり、本人を追い越して回復に飛びつこうとすることは、「グリーフケア」ではない。 むしろそれは、ケアしたいはずの自分自身が、セルフケアをする必要がある証拠。 帯にあるように、死別、離別、失業、失恋、転居も「喪失」。 不妊を受け入れることも、サバイバーズギルトも、喪失。 具体的で、とても整理されている、たくさん学んだ書2025/01/21
Chihoish
0
親しい人を亡くした時にクリスチャンの友人が送ってくれた本。印象に残ったのはリメンバリング。悲しみが尽きることは無いけれど、故人との関係は永遠に続く。そのことで救われる想いもある。2023/12/17
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