内容説明
「キリストを基督と書くのはなぜ」「愛の意味が昔と今では違っていた」「接吻は聖書から出た」「天国は当初テンコクであった」…聖書が出典の日本語100項目を、テレビなどでもおなじみの日本語研究の第一人者が解説。もともとの意味を解説しながら、原語、語源、訳語の歴史、国語辞典への掲載などを網羅し、知って楽しい知識が満載。
目次
アーメン―語源は「確かに」
愛―大昔は「御大切」と言った、神の本質を表すことば
贖い―血を流して代価を払うこと
悪魔―神を中傷して人を神から離そうとする親分
アダム―土から造られた人
新しいぶどう酒を古い皮袋に入れるな―新しいぶどう酒は発酵する
新しく生まれる―もう一つの誕生日がある
安息日―「主の日」「主日」「聖日」とも呼ぶ
イエス―耶蘇はヤソではなくイエス
異端―救い主イエスを否定する宗派〔ほか〕
著者等紹介
米川明彦[ヨネカワアキヒコ]
1955年、三重県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了(国語学専攻)。学術博士。梅花女子大学名誉教授。単立教会の牧師。日本語、特に俗語研究の第一人者として、テレビ・新聞・雑誌などにもたびたび登場。専門は日本語(俗語)・聖書・手話研究。日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団のろう者聖書学校では「聖書解釈学」を手話で教えている。日本語(俗語)・キリスト教・手話の各分野で編著書多数。『日本語‐手話辞典』(監修、全日本ろうあ連盟)で第17回新村出賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。