内容説明
新鋭のドストエフスキー研究者にして、現代キリスト教組織神学研究者の力作!シベリア流刑の後に記された小説に秘められた人間観、宗教観、聖書観、終末観、キリスト信仰を明らかにする。
目次
序論
第1部 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー、作家そして預言者(理念とイデオロギー、終末論と取りつかれること;形成と影響)
第2部 ドストエフスキーの神学的人間学(作家、預言者としてのドストエフスキー;神の前の人間の状況)
第3部 福音の奉仕における弁証法と宗教批判(弁証法と宗教批判;ドストエフスキー―宗教と無神論;罪と恵み―救いの弁証法)
結論
著者等紹介
池永倫明[イケナガトモアキ]
1937年、中国東北部撫順に生まれる。九州大学理学部生物学科博士課程二年修了。日本キリスト教会神学校卒業。日本キリスト教会富良野教会、沖縄教会、蒲田御園教会牧師を歴任
池永順一[イケナガジュンイチ]
1970年、北海道富良野市に生まれる。東京神学大学大学院修士課程修了。日本キリスト教会神学校聴講修了。日本キリスト教会明石大久保教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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