目次
天皇は憲法と皇室典範にどう位置づけられたか?―いも虫→黄金の蛹→毒蛾→蝶の羽への変化論(万世一系の天皇;日本および日本国民統合の象徴としての天皇)
憲法九条とキリスト教(軍事放棄の普遍的な意義;キリスト教的な希望と憲法九条結びに代えて―九条とキリスト教)
キリスト王権の聖書的考察―聖書のキリスト王権の教えと日本の霊的革命(聖書のキリスト王権の教えとその具体的展開―サイミントンに学ぶ;教会の歴史における「キリストの王権」の現れ、特に日本の政治への適用;日本の国家社会の課題―国家神道体制の危険とキリスト王権への信仰)
一九三〇年代のキリスト教学校と天皇制―宣教師ラマートの見た日本(ラマート宣教師の略歴;ラマート事件の真相;ラマートの宗教教育への見解―迷信と天皇制;学校における教育勅語の役割;一九三〇年代のキリスト教学校をめぐる動き;ラマートの見た明治学院学内の様子;キリスト教学校への不満;ラマート事件の影響;湯浅八郎と同志社事件)
著者等紹介
瀧浦滋[タキウラシゲル]
1948年、兵庫県神戸市生まれ。中学二年のとき日本キリスト教会住吉教会で受洗。所属教会が教派離脱し、聖書信仰の改革主義単立教会となる。同志社大学文学部英米文学科卒。在学中キリスト者学生会で活動。神戸改革派神学校卒業。1976年、北米改革長老教会Japan Commissionで牧師按手。Reformed Theological Seminary(Jackson,Miss.,USA)卒業。M.Div.Geneva College(Beaver Falls,Pa.,USA)よりD.D.を受ける。1977年より日本キリスト改革長老・岡本契約教会牧師。1996年、神戸神学館を設立、代表/釈義神学・ギリシャ語・共通基礎(聖書・教理・歴史)担当教師。信仰の自由ネットワーク世話人
辻直人[ツジナオト]
1970年、東京都に生まれる。和光大学現代人間学部教授。専門は日本教育史、教育学、日本キリスト教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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