内容説明
「生の延長上に死があるのではなく、私たちは死を背負って生きている。」80年の人生を振り返り、精神科医として、ホスピス医として、教育者としての歩みの中で出会ってきた人々の姿に学びながら、人間の生きていく力について語る。
目次
1 人生―人として生まれ、人として生きる(人と動物との違い;神の創られた流れ;任せる、ゆだねる;闇は光の母;老いを生きる ほか)
2 対談 老い、スピリチュアルケア、人間理解(老いを意識する;日野原重明先生のこと;老いの型;出会いを通して;スピリチュアリティと「いのちの息」 ほか)
著者等紹介
柏木哲夫[カシワギテツオ]
1965年大阪大学医学部卒業。同大学精神神経科に3年間勤務し、主に心身医学の臨床と研究に従事。その後3年間、ワシントン大学に留学し、アメリカ精神医学の研修を積む。1972年帰国し、淀川キリスト教病院に精神神経科を開設。翌年日本で初めてのホスピスプログラムをスタート。その後、同病院にて内科医としての研修を受け、1984年にホスピス開設。副院長、ホスピス長を経て、1993年大阪大学人間科学部教授就任(人間行動学講座)。大阪大学定年退官後、2004年4月より金城学院大学学長。2007年4月より金城学院学院長を兼務。2013年9月より淀川キリスト教病院理事長。2018年9月より相談役。淀川キリスト教病院名誉ホスピス長。大阪大学名誉教授。ホスピス財団理事長。日本メノナイトブレザレン教団石橋キリスト教会会員。1994年日米医学功労賞、1998年朝日社会福祉賞、2004年保健文化賞受賞、2016年ヘルシー・ソサイティ賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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