内容説明
この世の権力が「悪魔化」したときに、キリスト者はこれにどう対したらよいのか。信仰の先達が正当な権利とした「抵抗権」をふり返り、今日の教会のありようを考える。
目次
1 「抵抗権」への目覚め(戦争の中で見え始めた問題;陸軍と海軍 ほか)
2 「抵抗権」を学ぶ―歴史における「抵抗権」(戦争が終わって;『キリスト教綱要』の教え ほか)
3 国家と教会―「抵抗権」発動の歴史(国家と対峙する教会;教会そのものについての問い ほか)
4 第二の敗戦と「抵抗権」―権力悪との闘い(第二の敗戦;第二の敗戦の不気味さ ほか)
著者等紹介
渡辺信夫[ワタナベノブオ]
1923年、大阪府に生まれる。京都大学文学部哲学科卒業。文学博士(京都大学)。1949年、伝道者となる。1958年、東京都世田谷区で開拓伝道を開始し、日本キリスト教会東京告白教会を建設。2011年5月まで日本キリスト教会東京告白教会牧師。以後、日本キリスト教会牧師として諸教会に奉仕(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。