目次
日本史教科書の中のファンタジー(思い込みを養う「時代区分」;民衆の載っていない教科書;「天皇」称号と国名「日本」;現天皇は第一二五代?;「万世一系」を系図から考える ほか)
新しい時代区分についての授業(新しい時代区分年表;授業風景;補講1 内村鑑三と新渡戸稲造にみる江戸時代理解;補講2 「教育勅語奉読式」の発展経過;補講3 「御真影」と「教育勅語」の変質 ほか)
著者等紹介
岡田明[オカダアキラ]
1961年、東京生まれ。上智大学文学部史学科卒。キリスト教主義学校を経て、現在、都立高校の教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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日本史教科書に書かれている時代区分はおかしい、変な思い込みを日本人に植えつけている、と感じた高校の歴史教師が書いた本。著者が提示する時代区分は、原始時代→小国時代(239)→天皇・藤原時代(670)→源氏時代(1185)→戦国時代(1441)→徳川時代(1615)→大日本帝国時代(1868)→日本国時代(1945)。この学術的妥当性は判断しかねますが、土器の製法(縄文時代、弥生時代)や天皇の代替わり(明治、大正、昭和、平成)など、一貫しない基準で区切られた歴史年表より筋が通っています。2014/07/29