光文社文庫<br> ハートブレイク・レストランふたたび

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光文社文庫
ハートブレイク・レストランふたたび

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  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334769208
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ファミリーレストランの常連・ハルおばあちゃんは、実は幽霊。そして数多くの謎を解く名探偵。連作ミステリーの第2弾!

内容説明

フリーライターの真以が書斎がわりに使う、東京郊外の寂れたファミリーレストラン。奥の隅の席が定位置のハルお婆ちゃんは、知る人ぞ知る名探偵―そして実は幽霊だ。真以から風変わりな事件の話を聞くと、たちどころにその謎を解き明かしてゆく。様々な事件の背後に隠された、時にユーモラスで時に切ない真実とは?大人気シリーズ、待望の続編がついに登場!

著者等紹介

松尾由美[マツオユミ]
金沢市生まれ。お茶の水女子大学外国文学科卒。1991年「バルーン・タウンの殺人」がハヤカワSFコンテスト入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冴子

66
久しぶりにシリーズの続編を読んだので、登場人物のことはすっかり忘れていたが、以前はファミレスではなく、小さなカフェか何かだったような記憶だったので、ハルさんとファミレスとのギャップがなかなかユニーク。新しい登場人物の小椋さんが面白い。それぞれの話が意外とよく練られていて、簡単には謎解きできなかった。一つ一つの話が解決ではなく、飽くまで可能性である、とヒントを出すにとどめておくところが、もやもや感の原因だと思うが、安楽椅子探偵って、こんなもんかな。そもそも事件じゃないし。佐伯先生はもう現れないのかな、残念。2018/08/15

yanae

65
ハートブレイクレストランの続編。今回もかわいい幽霊おばあちゃん探偵ハルさん大活躍。連作短編で謎をちょちょいと解決します。すごい推理力(笑)今回は新キャラが登場。南野さんの後輩女刑事、ハルさんに好意をもつ画家先生も。新しい要素は増えたんだけど、南野さんが全然出てこなくて、二人の恋が全く進展しない感じがちょっと残念だったな。あとは何よりも最終話の終わり方がさみしくて、もう少し明るい終わり方でもよかったんじゃないかなぁ…と。続編があるから、読もうとは思うんだけど落ち着いたら読みます。2017/02/09

ばう

64
★★一作目ですっかりハルおばあちゃんのファンになってしまったので続編が出たと知り、喜んで買ってきましたがなんだろう、単にほっこりとした気分で読み終わってしまいました。一作目の方がずっと面白かった気がしますが、今回影の薄かった南野さんがこのままフェードアウトしたらちょっとかわいそうなので3作目を期待します。それにしてもハルさんは相変わらず凄いですね。少ない情報からいつも見事に納得のいく結論を導き出してくれます。やはり年の功?2015/11/08

takaC

64
前作の方が格段に面白かった。ハルさんを見える(声も聞こえる)人と見えない(声も聞こえない)人が同時に真以&ハルの様子を見たら齟齬が生じるだろうと思いながら読んでいたら、それを利用した終わり方だった。でもスッキリ明解ではなく半分意味不明。謎解きモノなのに謎を残してどうするのさ。2015/06/20

ちょこまーぶる

60
一作目と同様に読後はホッコリとなる一冊でした。のんびりとしたファミリーレストランでのお客さんと幽霊おばあちゃんの謎解きなんですが、そういえば一作目も通してレストランの店名って謎のままじゃないかなぁ~とふと思っちゃいました?記憶していないだけかもしれないですが。一作目も読後に自分にはハルおばあちゃんが見えるのか?そして、ハルおばあちゃんとお友達になりたいと強く思ってしまいましたね。本の中には柔らかい言葉と表現が多くて、自分の心も優しくしてくれる話です。でも、個人的には一作目の方がよりホッコリするかな。2020/10/13

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