内容説明
知能に重い障害をもった仲間たちと共に歩みはじめて五十八年。社会から「弱者」とされた仲間たちから教えられる、ほんとうの優しさと愛。
目次
1 子どもの笑顔を消さないで
2 人を幸福にする言葉
3 強い人間より、弱い人間が
4 初めに人間があって、人権がある
5 偉い人よりも立派な人間に
6 笑いは平和の泉
7 弱いことに心がひかれます
8 クリスマス、皆が仲良くする日
著者等紹介
福井達雨[フクイタツウ]
1932年、滋賀県近江八幡市に生まれる。1956年、同志社大学を卒業。学生時代より、障害児の教育と差別問題に取り組む。教育心理学を専攻。1962年、多くの人の協力により、知能に重い障害をもつ子どもの施設、止揚学園を設立する。止揚学園は共同体制を持つ施設であり、障害児者差別に対する抵抗運動、教育権運動を起こすなど、真摯な活動を続けている。その間、アジアの国々、西欧諸国および日本国内の講演に東奔西走。中日新聞社会福祉賞、京都新聞社会福祉賞、小原教育賞、毎日社会福祉顕彰など数々の栄誉を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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