内容説明
『靖国問題』の高橋哲哉氏、『韓国からの通信』のT・K生、池明観氏らが、現在の日本のありようを問い直す。
目次
座談会―日本における自由と民主主義への道(高橋哲哉;池明観;鈴木正三;大津健一;飯島信)
韓国民主化の道程と私
信教の自由・政教分離・反戦―平和獲得への道
もの言えるくちびると心を託せる手を
日本は今どこにいるのか―教会が問われていること
良心の自由と不服従行為
著者等紹介
高橋哲哉[タカハシテツヤ]
1956年、福島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。哲学者。反戦・反差別・反植民地主義を掲げるNPO法人「前夜」を仲間と共に立ち上げ、代表理事に就任、季刊雑誌『前夜』を創刊した
池明観[チミョンクワン]
1924年平安北道(現北潮鮮)生まれ。月刊誌『思想界』主幹などを経て1972年来日。東京女子大学で教鞭を執りながら、韓国内の民主化勢力、日本市民の支援運動などと連携してT・K生の筆名で、月刊誌『世界』に「韓国からの通信」を書き続ける(73年五月号‐88年三月号)。93年に帰国し、翰林大学日本学研究所長。金大中政権で、日韓共同歴史研究韓国側代表、韓日文化交流政策諮問委員長、日韓文化交流会議韓国側座長、KBS理事長などを務める。2004年3月、すべての公職を退く
鈴木正三[スズキショウゾウ]
1941年生まれ。東京神学大学大学院、ハイデルベルク大学博士課程卒、神学博士。現在、富坂キリスト教センター総主事、日本基督教団牧師
大津健一[オオツケンイチ]
1943年大阪生まれ。同志社大学大学院神学研究科、米国太平洋神学校修了。日本基督教団倉敷教会伝道師、アジアキリスト教協議会幹事、日本キリスト教協議会総幹事などを経て日本クリスチャンアカデミー関東活動センター所長。津田塾大学、立教大学非常勤講師。世界宗教者平和会議日本委員会広報委員長
飯島信[イイジママコト]
1948年東京生まれ。韓国問題キリスト者緊急会議事務局専従、「金大中氏を殺すな!市民署名運動」事務局担当として韓国民主化運動に関わる。現在、「日の丸・君が代」の強制に反対するキリスト者教師・生徒・市民のネットワーク世話人代表、東京都公立中学校教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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