フォレスト・ブックス<br> きみはきみらしく

フォレスト・ブックス
きみはきみらしく

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  • サイズ A6判/ページ数 31p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784264020516
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

木ぼりの小人ウイミックたちは、ちょうこくかのエリにつくられて、ウイミック村にすんでいた。かれらはいつも、自分のさいのうやおもちゃの数をきょうそうし、順番をつけ合っていた。パンチネロもそんな小人のひとりだったが、ある時エリと出会ってから、一番にならなくてもいいんだと気がついた。つくりぬしのエリが、「ありのままのおまえが、いとしいのだ」と言ってくれたのだから。(『たいせつなきみ』『ほんとうにたいせつなもの』)ところが、ちかごろ、どうもおちつかない。それは、「みどりの鼻」ブームのせいだった。人のすること、言うことが気になってしまうパンチネロは、こんどは流行をおうことにむちゅうになる。「わたしはよくよく考えて、おまえたちを、ちがうすがたにつくったのだよ」というエリのことばをわすれ、はやりの「みどりの鼻」でとくいになっていたのだが…。

著者等紹介

ルケード,マックス[ルケード,マックス][Lucado,Max]
アメリカで人気のある作家。とくに、ストーリーをもちいて深い真理を語ることにおいて群を抜く巧みさをもっている。テキサス州サンアントニオにあるオークヒルズ・チャーチの牧師でもある

マルティネス,セルジオ[マルティネス,セルジオ][Martinez,Sergio]
メキシコ出身のイラストレーター。「ピーター・パン」「ピノキオ」「クリスマス・キャロル」など古典の美装版のイラストを手がけ、世界的に高い評価を得た。ルケードとのコンビによる『たいせつなきみ』シリーズで、日本にも多くのファンが生まれている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サク

50
現代社会は長いものにまかれていけば『自分は安心して暮らしていける』という不安な生活の中で生きているように感じる。自分らしく生きるのではなく、『他人らしく生きる』ことをしなければ、『いじめ』にさえ遭ってしまう。飲み会やお付き合い等をみんなと歩調を合わせることで『みんなから嫌な目で見られない』という『安心感』を得るために参加している人はいないだろうか。誰かに価値を押しつけられることなく自分らしく価値を創造すればいい。自分を輝かせる確かな存在に。みんなに必要とされる人間に。『きみはきみらしく』あればいい。2015/05/07

ひほ

20
流行を追い続けることの愚かさを説いた絵本。「みんなちがっていい」って言葉があったけれど、小人を作った彫刻家のエリも『あえて違う姿に作ったのだよ』と言っていたしね。2014/06/10

ヒラP@ehon.gohon

13
【再読】流行ってこんなこと? 流行依存症にかかって、自分を見失うのは嫌だなぁ。2020/06/28

ヒラP@ehon.gohon

11
おもちゃ図書館で読み聞かせしました。2020/07/01

なま

5
★4.5 たいせつなきみ3。今回は村で緑の鼻が流行する。自分をしっかりともつルシアやエリと話していた時は「ぼくもこのままでいいよ。木のまんまの鼻がいい」と言っていたが、緑のは何する為に並ぶ長蛇の列や、流行に乗り遅れている事をしてきされると、やっぱり緑の鼻に心が動くパンチネロ。心の弱いの心理描写や、ある意味素直なパンチネロに共感。ルシアの様にありたいと思いながらも失敗を一つずつ克服し、自分の体験として成長していく姿がよい。それにしても流行を作り出す側に飲み込まれすぎてはいけない。15分。2024/10/14

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