目次
1章 「信仰」という名の虐待―Spiritual Abuse(「『信仰』という名の虐待」とは何か;恐るべき支配 ほか)
2章 信仰生活の中で虐待され、傷ついた人々の訴え(宗教ビジネス;闇に輝く光 ほか)
3章 「信徒を虐待し危害をもたらす宗教思想・信仰信条」を考える(「心・魂・力」(申命六・五)を虐待する宗教グループ)
4章 被害者からの手紙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yendows
6
キリスト教信者(特に福音派)に向けての「『信仰』という名の虐待」を受けない、行わない、気がつく、逃げる為の心構えの本。牧師が教会所属の信者に単一の考えを強制する為に聖書の一部を恣意的に使用することが良くないらしい。本書はクリスチャンであることが前提なので、聖書の教えに従えば「『信仰』〜虐待」に陥らないはずだ。という説明なのだが、信者外の私にとっては、教義自体/信仰心自体に含まれる問題点というのはないのかという点に興味がでてくる。2014/03/29
はや
4
「信仰」の名のもとに起こる不条理に目を向ける本。題名の「信仰」は本当に神を信じることではなく、自分を正当化する心の姿勢を「信仰」だと勘違いすることを意味するようだ。 ある教団のトップは過剰に周囲の教職者や信徒に対して監視体制を敷き、その一方で自らはだれにも報告の義務がなく自身の一存によって決定することができる体制を築く。はじめは善き「管理者」、「牧会者」であろうという動機だとしてもそれが行き過ぎると、自らが神のように全知全能で全てをコントロールしようとする高慢さへと変化し堕落していくのかもしれない。2014/10/06
ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
4
大分前に買ってナナメ読みのままだった本。本の中で必ずしも明記しているわけではないが、福音派の教会を中心にカルト化する教会が近年多発している。その事実を前にして、福音派の出版社からブックレットとして出版されたのは由々しき事態と言える。この手の本の第1冊目で、内容もかなり濃い。正統信仰を標榜しているからと言って必ずしも信用できるとは限らない。その実によってその木を知るべしと聖書にもあるように、信者にはその真偽を判断する目が必要だ。キリスト教だから、聖書を下にしているから正しいとは言えないことがよく分かる。2012/05/26
月見里
0
信仰者と非信仰者の間で起こりうる暴力。 もちろん両者が存在する以上、家庭内でも起こりえる暴力だ。2011/03/07
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