出版社内容情報
●シンプル&ミニマムなワークシートとスキルで,ゆとりある保健指導・行動変容支援をサポートすることをめざす実践書.
●ロングセラー好評書「行動変容をサポートする 保健指導バイタルポイント」を改訂改題.
●特定健診・特定保健指導の第3期運用見直し(2018年度)を反映した内容.
●前半のPartIでは,特定健診から対象者を特定保健指導へつなぎ,限られた面接時間の中で行動変容を支援していくために,流れにそったワークシートの活用を提案.参加率を上げる「案内文(例)」,自己認識と気づきを促す「質問票」,目標行動設定とセルフモニタリングができる「ワークシート」を掲載.
●後半のPartIIでは,特定保健指導の「情報提供」「動機付け支援」「積極的支援」の各ステップに合わせて,支援のポイントである「相手ができそうなことを一緒に探し,励まして,見守る」ためのスキルを,1項目2頁の見開きでわかりやすく紹介.
目次
改訂の序
初版の序
質問票,ワークシートのダウンロードについて
Part I─ワークシートを活用した 保健指導・行動変容支援のすすめ
1─ゆとりある保健指導に役立つワークシート
♯「初回面談」の案内文(例)
♯ライフスタイル質問票(1)
♯ライフスタイル質問票(2)
♯ワークシート(1)減量編
♯ワークシート(2)身体活動編
♯ワークシート(3)食事編
♯ワークシート(4)睡眠編
♯飲酒についての質問票
♯ワークシート(5)飲酒編
♯タバコについての質問票
♯ワークシート(6)禁煙編
2─シンプル&ミニマムな保健指導の進め方―3つの提案
3─シンプル&ミニマムな保健指導を支えるMyエビデンス
Part II─ゆとりある 保健指導・行動変容支援の実際
Step1 基本ポイント
1─特定健診・特定保健指導―これまでの成果と今後の課題は
2─特定健診・特定保健指導―第3期の変更点のポイントと狙いは
3─行動変容にいたる指導の要点とは
4─指導者の悩みと陥りやすい思考のわなとは
5─指導を受ける人はどんなふうに思っているか
6─習慣が変わるのはどんなときか
7─行動変容に必要なアセスメントとはどういうことか
8─健康行動が起きるのはどんなときか
9─指導の際,意識しておくべき行動の原理とは
10─自分の指導が相手に与える影響をどう理解するか
11─情報提供,動機付け支援,積極的支援を行動モデルで理解するとどうなるか
Step2 情報提供
1─メタボリックシンドロームで押さえておきたい情報提供のエッセンスは
2─必要な知識をどう絞りこむか
3─興味を持ち,注目してもらうためには
4─わかりやすくするためのポイントは
5─今より多く動くためにできそうなことは
6─減量のための食事指導で欠かせないことは
7─休養・睡眠はどうして大切か
Step3 動機付け支援
1─動機付け支援の要点は
2─短時間で相手の心を開くには
3─相手の準備性をどのようにキャッチするか,そのための質問は
4─実行可能な目標行動をたてるには
5─やる気のない人にどうするか
6─さしあたり困らない,健康のイメージがあいまいな人には
7─面倒だからできそうもない,忙しすぎると考えている人には
8─以前にも努力したけれど,効果がなかったという人には
Step4 積極的支援
1─積極的支援の初回面接で,動機付け支援に加える要素は
2─今後の計画について理解と納得を得るには
3─目標行動を確実に実行させるには
4─目標行動が実施できたかどうかを確認するにはどの時期が適切か
5─導入期としての目安はどの程度か
6─記録が嫌という人にはどうするか
7─達成感を実感させるには
8─がんばりすぎる人にはどうするか
9─たったこれだけと,がっかりする人には
10─くじけそうな場面への対処法は
11─電話やメールのタイミングはどうつかむか
12─その場ではやる気があるというが,実行にいたらない人には
索引
【著者略歴】
足達淑子【あだちよしこ】
1975年 東京医科歯科大学医学部卒業
東京都衛生局総務部採用
東京医科歯科大学,都立墨東病院,都立松沢病院で精神医学と感染症の臨床研修
1979年 福岡市衛生局採用,保健所で衛生行政に従事
1981年 九州大学神経精神医学教室で,行動療法の保健活動への適応を研究
1999年 福岡市を退職し,「あだち健康行動学研究所」を開設
2001年 広島国際大学臨床心理学科教授
2004年 久留米大学文学部客員教授
現 在 あだち健康行動学研究所所長
(医)あだち循環器科内科クリニック副院長
医学博士 精神保健指定医 精神科専門医 日本医師会認定産業医 保育士
主な著書・訳書
『ライフスタイル療法I─生活習慣改善のための行動療法』(医歯薬出版)
『ライフスタイル療法II─肥満の行動療法』(医歯薬出版)
『臨床栄養別冊 栄養指導のための行動療法入門』(医歯薬出版)
『糖尿病セルフケアガイド』(清野 裕監訳)(医歯薬出版)
『肥満の食事カウンセリング』『女性の禁煙プログラム』(女子栄養大学)
『99% 成功するダイエット』(法研)
『行動医学の臨床─予防からリハビリテーションまで(ピース&ワーデル)』(二瓶社)
『栄養教育論』(丸山千寿子・足達淑子・武見ゆかり編)(南江堂)
※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
目次
1 ワークシートを活用した保健指導・行動変容支援のすすめ(ゆとりある保健指導に役立つワークシート;シンプル&ミニマムな保健指導の進め方―3つの提案;シンプル&ミニマムな保健指導を支えるMyエビデンス)
2 ゆとりある保健指導・行動変容支援の実際(基本ポイント;情報提供;動機付け支援;積極的支援)
著者等紹介
足達淑子[アダチヨシコ]
1975年東京医科歯科大学医学部卒業。東京都衛生局総務部採用。東京医科歯科大学、都立墨東病院、都立松沢病院で精神医学と感染症の臨床研修。1979年福岡市衛生局採用、保健所で衛生行政に従事。1981年九州大学神経精神医学教室で、行動療法の保健活動への適応を研究。1999年福岡市を退職し、「あだち健康行動学研究所」を開設。2001年広島国際大学臨床心理学科教授。2004年久留米大学文学部客員教授。現在、あだち健康行動学研究所所長、(医)あだち循環器科内科クリニック副院長。医学博士、精神保健指定医、精神科専門医、日本医師会認定産業医、保育士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。