出版社内容情報
面接(行動カウンセリング)技術をQ&A形式でやさしく解説した入門書!
■読者自身の面接方法や習慣をチェックする「セルフチェック」,スキルアップに役立つ「今日からできる実践課題」を収載.日常生活の中で,無理なく面接技術がレベルアップできる!
■DVDでは,実際の面接例(面接の良い例,悪い例.クライアントの準備性のみきわめと対応)を紹介.
■「特定保健指導」で面接を行うことになった,医療従事者の疑問に答える好適書.面接方法に悩む保健師,管理栄養士の方々に,まず読んで欲しい1冊.
目次
指導者から生活支援のカウンセラーに
・今の仕事のやり方を見直し,何が必要なのかを考える
・愉しんで仕事をする,愉しくなるように仕事をする
・指導者ではなく生活者としての視点を
・「人」というものに関心を
・社会の動きにも目を向ける
・コミュニケーション能力に磨きをかける
・五感をフルに使う
・結語に代えて
基礎編 行動カウンセリングを始める前に
1―カウンセリングにあたっての心の準備は
2―コミュニケーションをうまく行うためには
3―信頼されるカウンセラーになるには
4―良い聞き手になるには
5―クライアントに共感するとはどういうことか
6―クライアントのありのままを受け入れるためには
7―行動カウンセリングとは何か,いわゆる指導とはどこが違うのか
8―行動療法のエッセンスとはどんなものか
9―食事や運動などを対象にするとき,とくに気をつけたいことは
10―加療中,あるいは未受診で医療が必要な人への対応で注意することは
資料
面接の手順
動機づけ面接の評価
実践編Part-1 初回面接
1―クライアントが話しやすい空間を演出するには
2―カウンセラーにふさわしい身だしなみとは
3―カウンセリングにふさわしい話し方とは
4―初対面のあいさつで心がけることは
5―相手の言いたいことをどう引き出すか
6―面接の時間配分はどうするか
7―全人的な理解とはどんなことか,なぜそれが必要か
8―習慣変容への準備性とは何か,それをどのように考えるか
9―準備性に応じた対応とはどんなものか
10―やる気を高めるための面接の留意点は
11―行動変容に必要な情報を確実に理解させるためにはどうしたらよいか
12―実行されやすい目標行動はどのようにして決めていくか
13―面接の終わり方―次へのつなぎ方はどうするか
実践編Part-2 次回以降の面接
1―2回目の面接はいつ行うのがベストか,そこでの目的は何か
2―最初の出だしで気をつけることは
3―行動の変化をどう確認するか(行動の評価)
4―良い変化に注目するにはどうするか
5―検査値や結果が悪かったとき,どう対応するか
6―関係をより強くするために必要なこと
7―助言を何ひとつ実行しなかったクライアントにはどうするか
8―とりとめのないおしゃべりを元に戻すには
9―相手に対する否定的な感情をどうコントロールするか
10―出した課題ができなかったときの対応は
11―自己流に判断するクライアントにはどうするか
12―過激(無理)な習慣改善に取り組むクライアントにはどうするか
13―予約を守らなかったときにはどうするか
付録:習慣変容のための初回面接-行動カウンセリングの実際-DVD解説書
1―面接の準備
2―導入から見きわめまで
3―準備性を見きわめる
4―グレーゾーンの人への対応
5―やる気のない人への対応
6―やる気のある人には
7―今の指導を見直してみよう
参考図書
索引
内容説明
わかりやすさをモットーに、Q&A形式で項目を立てた。読者が読みながら学習を深められるように「セルフチェック」と「今日からできる実践課題」を盛り込んだ。また視覚的にイメージできるように、『習慣変容のための初回面接』のDVDと解説書を添えた。
目次
Prologue 指導者から生活支援のカウンセラーに(今の仕事のやり方を見直し、何が必要なのかを考える;愉しんで仕事をする、愉しくなるように仕事をする ほか)
基礎編 行動カウンセリングを始める前に(カウンセリングにあたっての心の準備は;コミュニケーションをうまく行うためには ほか)
実践編Part‐1 初回面接(クライアントが話しやすい空間を演出するには;カウンセラーにふさわしい身だしなみとは ほか)
実践編Part‐2 次回以降の面接(2回目の面接はいつ行うのがベストか、そこでの目的は何か;最初の出だしで気をつけることは ほか)
付録 習慣変容のための初回面接―行動カウンセリングの実際 DVD解説書(面接の準備;導入から見きわめまで ほか)
著者等紹介
足達淑子[アダチヨシコ]
1975年東京医科歯科大学医学部卒業。東京都衛生局総務部採用。東京医科歯科大学、都立墨東病院、都立松沢病院で精神医学と感染症の臨床研修。1979年福岡市衛生局採用、保健所で衛生行政に従事。1981年九州大学神経精神医学教室で、行動療法の保健活動への適応を研究。1999年福岡市を退職し、「あだち健康行動学研究所」を開設。2001~2004年広島国際大学臨床心理学科教授。2004~2007年久留米大学文学部客員教授。現在、あだち健康行動学研究所長。医学博士、精神保健指定医、精神科専門医、日本医師会認定産業医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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