出版社内容情報
《内容》 前半で医学的基礎である,話しことばの生成についての解剖,生理学的事項について詳しく解説.また,ことばの音に関する基本知識を図・表を提示してわかりやすく整理.後半は,音声,構音,言語,聴覚,嚥下などの諸機能の病態と,それの対する訓練,治療アプローチについてを,詳解している.
《目次》
【運動障害性構音障害臨床の枠組み】 運動障害性構音障害とは Dysarthriaの原因疾患とDysarthria患者数 症状と検査法 診断 リハビリテーション 【ことばの産生の仕組み】 ことばによるコミュニケーション―発声と構音― 発声・構音器官の構造 発話機構―音声信号産生時の発声・構音器官の調節― ことばの音の性質 ことばの神経機構 【運動障害性構音障害の病態】 運動障害性構音障害の分類 原因疾患の神経学 運動障害性構音障害の症候学 【検査・評価から訓練プログラム立案へ】 検査・診断・評価の流れ 問診および情報の収集 ことばの音の評価 調音音声学的評価 発声発語器官の評価 その他の評価 評価留意点と鑑別 【治療とリハビリテーション】 リハビリテーションの流れ 薬物療法と手術的治療 運動障害性構音障害に対する代償的手段 機能訓練 障害受容・家族指導・地域リハビリテーション 摂食・
嚥下障害のリハビリテーションとチームアプローチ
の実際
内容説明
本書はdysarthriaについての教科書をつくることをめざして執筆された。まず運動障害性構音障害の臨床の枠組みについて述べたあと、話しことばの生成についての解剖、生理学的事項について解説し、またことばの音に関する基本的知識を整理した。そのうえで各種の神経障害の臨床的特徴について述べ、それぞれに伴う構音障害の病態とその評価、治療・訓練について、できるだけ最近の知見を盛り込むように努めながら記述した。
目次
第1章 運動障害性構音障害臨床の枠組み(運動障害性構音障害とは;Dysarthriaの原因疾患とDysarthria患者数;症状と検査法 ほか)
第2章 ことばの産生の仕組み(ことばによるコミュニケーション―発声と構音;ことばの音の性質 ほか)
第3章 運動障害性構音障害の病態(運動障害性構音障害の分類;原因疾患の神経学 ほか)
第4章 検査・評価から訓練プログラム立案へ(検査・診断・評価の流れ;問診および情報の収集 ほか)
第5章 治療とリハビリテーション(リハビリテーションの流れ;薬物療法と手術的治療 ほか)
著者等紹介
広瀬肇[ヒロセハジメ]
1957年東京大学医学部卒業。1962年東京大学生物系大学院博士課程修了。1970年東京大学医学部講師。1972年同助教授。1983年東京大学医学部教授(音声言語医学研究施設)。1993年東京大学名誉教授。北里大学教授(医療衛生学部)
柴田貞雄[シバタサダオ]
1960年順天堂大学医学部卒業。1963年東京大学医学部耳鼻咽喉科助手。1966年ウィチタ州立大学大学院言語障害学修士課程卒業。1968年国立聴力言語障害センター言語課長。1980年国立身体障害者リハビリテーションセンター学院学院長。1998年国立身体障害者リハビリテーションセンター病院病院長
白坂康俊[シラサカヤストシ]
1977年パリ大学第3学部(東洋言語学)卒業。1979年パリ大学第7学部(言語学)修士課程修了。1981年国立身体障害者リハビリテーションセンター学院。聴能言語専門職員養成課程修了。国立身体障害者リハビリテーションセンター病院言語訓練専門職。2000年同副言語聴覚士長
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