出版社内容情報
《内容》 日本医師会の「認定産業医」制度の研修のテキスト等に最適な解説書.産業保健の現場や実務に必要な知識を簡潔にまとめ,労働基準法の改正に基づく最新の情報を追加.医師はもとより産業保健婦,看護婦,衛生管理者必携のマニュアル. 《目次》 1 産業保健スタッフ 産業医 産業医とは 産業医の仕事 産業医の選任 産業医の使命 プライバシー権への産業医の対応 産業看護婦・保健婦 産業看護婦・保健婦の資格 産業看護婦・保健婦の仕事 産業看護婦・保健婦の使命 衛生管理者 衛生管理者とは 衛生管理者の資格 衛生管理者の選任 衛生管理者の仕事 総括安全衛生管理者 総括安全衛生管理者とは 総括安全衛生管理者の仕事 衛生委員会 衛生委員会とは 衛生委員会の仕事と使命 関係法規と行政・機構 労働衛生関係法規の推移 労働基準法の関係法規 労働省・労働基準行政の組織 国際的労働衛生機構(ティータイム 産業保健の目標 認定産業医 国際倫理規定 産業医学の父マラッツィーニ 教育機関の産業医 職業病発生の最近の動向 各種の健康障害関連法規 IOLの条約と勧告) 2 健康管理の実際 定期健康診断 雇い入れ時の健康診断 一般定期健康診断 特定業務従事者の健康診断 海外派遣労働者の健康診断 結核健康診断 有機溶剤業務従事者の健康診断 鉛業務従事者の健康診断 電離放射線業務従事者の健康診断 じん肺法に基づく健康診断 定期健診結果の評価と措置 中高年者の健康 がん 心臓病 高血圧症 呼吸器病 糖尿病 腰痛 働く女性の健康 女性に影響する有害環境・化学物質 生理不順 生理前緊張症 妊娠 更年期障害 職業性頸肩腕症候群 手根管症候群 労働法改正による女性の健康への影響 メンタル・ヘルス ライフ・サイクルのなかの精神 職場のメンタル・ヘルス テクノストレス VDT 作業 うつ病 アルコール依存症 海外赴任者の健康 海外赴任者の健康管理 地域性感染症 海外業務と労災補償 健康づくり ライフ・スタイルの改善 健康保持増進対策 健康教育 定年後の健康(ティータイム 放射能・放射線の単位変更 業務上疾病の認定と補償 がん発症の機序 産業保健と地域保健との連係 骨粗鬆症 作業関連疾患 気分(感情)障害 外傷後ストレス障害(PTSD) 失業と健康 海外旅行者の注意点 歯の健康 THP 自らの健康記録) 3 作業環境管理の実際 作業環境測定 作業環境測定を行うべき作業場 作業環境の管理濃度と事後措置 生物学的モニタリング 生物学的モニタリングの産業保健における位置づけ 許容濃度と管理濃度 騒音職場の評価と管理区分 オフィス環境 オフィス環境条件 室内空気汚染 快適な職場環境 4 作業管理の実際 作業方法と条件 有害作業 作業方法の改善策 保護具の装置 安全教育の実践 勤務交替制 勤務体制 勤務交替制 生物リズム異常の軽減法 5 職場巡視 巡視 巡視の目的 巡視行動のコツ 巡視頻度と服装 巡視のチェック・ポイント 救急処置 救急処置が必要な場合 産業保健スタッフが知っておくべき救急処置法の実際 職場での救急用品(附録 主な健康診断を実施する業務と検査項目 事業所衛生基準規則 都道府県産業保健推進センター 嘱託産業医の委嘱契約 産業医傷害保険制度 参考図書)
内容説明
今回の改訂で重視したのは、1999年春の労働法の大幅な改正施行によって、新たに加わった産業医活動に必要な点、および近年の臨床的知見の進歩である。すなわち労働法改正では産業医の資格要件ができ、女性保護規定が撤廃された。また国際倫理規定があり、労働者のプライバシー権が重視されるようになった。近年の臨床的知見の進歩については、文献を渉猟して全ページにわたってUp‐to‐dateなものにした。新たに追加した項目は「1.産業保健スタッフ」に労働者のプライバシー権、国際倫理規定を、「2.健康管理の実際」では再興感染症といわれる結核、労働法改正に伴う女性の健康への影響についてである。また高血圧判定基準の新訂版をはじめ、全ページにわたって筆を入れ、図表も差し替えて、一新した内容にした。
目次
1 産業保健スタッフ
2 健康管理の実際
3 作業環境管理の実際
4 作業管理の実際
5 職場巡視