目次
国民医療費の構造分析
わが国の診療報酬制度の現状と課題
後期高齢者に関する医療費分析
特定保健指導で医療費は削減できるのか
視界ゼロを脱するかDPC/PDPS―今後の政策・運営方針への示唆
DPC導入と外来抗がん剤治療の変化―1日定額払いによる“外来シフト”はあったのか
“医療の見える化”の現状と課題―P4Pは日本になじむか
クリニカルパスの普及は何をもたらすか―医療の標準化は可能か
症例数が多くなると医療成果は向上するのか
医師の技術料の国際比較
いわゆる混合診療は日本になじむか
どこまで公的医療保険で面倒みるか
セルフメディケーションの経済学
うつ病のコスト
求められる“救急医療の見える化”
地域包括ケアは連携か“範囲の経済”か
医療格差の現状と課題
著者等紹介
川渕孝一[カワブチコウイチ]
1983年一橋大学商学部商学科卒業。1987年シカゴ大学経営大学院修士課程(MBA取得)修了。1989年民間病院・企業を経て厚生省国立医療・病院管理研究所(現在の国立保健医療科学院)医療経済研究部勤務。1995年同研究所主任研究官。1996年国立社会保障・人口問題研究所社会保障応用分析研究部主任研究官に併務。1998年日本福祉大学経済学部経営開発学科教授。2000年~東京医科歯科大学大学院医療経済学分野教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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AtoC@戦略コンサルタント
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入門書とするには、少し疑問がありました。医療経済学の素人が最初に手に取る本としてイメージしていましたが、違ったようです。 何かの雑誌の記事を纏めたもので、多少は医療経済の素養のある方が基礎的な内容を抑えるには良いようです。特に説明なく専門の単語が出て来ますし、文章も私には読みにくいものでした。素人でも入門しやすい本は他にみつける事ができたので、私のような完全な素人は他の本を1冊目にしても良いと思います。2017/06/12
huyukawa
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読みやすいが、手続きの理解が難しいものがあった。手術数が多いとアウトカムが良くなるというものは統計的にはおかしいなど、面白い視点がいくつもあった。2016/04/17