出版社内容情報
《内容》 医薬品相互作用の組み合わせの実際のみならず,相互作用を発現機序別に分類し,分析することに重点をおいてまとめられている.処方内容の併用薬剤についての注意点,禁忌などの対処法がチェックできる便利な実務書.最新の新薬情報,薬理作用・特性など網羅.
《目次》
【薬物相互作用とは】 相互作用の発現機序 相互作用に注意すべき薬剤 処方箋を受け付けた際の相互作用の考え方と医師・患者への対処 発現機序別の併用禁忌(同時服用禁忌も含める)・原則禁忌のまとめ 【薬動態学的相互作用】 <消化管吸収> 物理化学的変化 抗菌剤による腸内細菌叢の変化 消化管運動の変化 消化管内のpH上昇 その他 <分布> 血漿タンパク結合 血液脳関門(BBB) <腎排泄> NSAIDによる腎血流量の低下(糸球体濾過低下) 近位尿細管での分泌阻害・競合(作用増強) 尿酸の再吸収,分泌の変化 近位尿細管でのリチウム,抗菌剤の再吸収 尿pHの変化 その他 <代謝> 肝チトクロームP450(CYP450)酵素関係 チトクロームP450酵素以外での代謝に関係する相互作用 【薬力学的相互作用―協力および拮抗作用―】 <薬の作用に起因する相互作用> 中枢神経抑制および興奮 末梢神経系 MAO阻害 ヒスタミン 心機能促進および抑制,QT延長 血管拡張および収縮 血液凝固抑制および促進 血糖低下および上昇 <薬の副作用に起因する相互作用> 痙攣,パーキンソン病 低K・高K血症 血液障害 NSAIDによる副作用 その他の副作用 その他の併用禁忌 【付】 5-HT(セロトニン)
PDE(ホスホジエステラーゼ) 飲食物・嗜好品(20品目)と薬の相互作用