出版社内容情報
体に力が入らない子、バランスをくずしてころんでしまう子、すぐに疲れてしまう子、そんな子どもたちを、私自身が目や耳にする機会が増えてきました。一方で、足腰がしっかりしていて動きに安定感がある子、どんな動きに対しても対応できるバランスのよい子、座っている時や立っている時の姿勢がよい子もいます。これらの子どもたちとは、どんな違いがあるのでしょうか?
理由の1つとして、「体幹力」の育ちの差が挙げられます。運動あそびを通して、体作りを育んできた子どもは足腰が強くなるので、どんな動きに対しても安定感をもって取り組めます。また、お腹周りの筋肉を、しっかりと固めることができるので、骨盤が安定し、正しい姿勢を維持することができます。正しい姿勢を保ち、背骨を伸ばすことが、神経や脳への刺激を高め、脳への血流がよくなり、集中力も高められると言われているのです。
本書では、私が長年、日々の現場で取り組んできた、体幹を育てる運動あそびを1冊にまとめました。
実際に指導現場で子どもたちと一緒にあそんでいて、「体幹がついてきた!」「体がしっかりしてきた!」と感じることができたあそびプランを256種紹介しています。どのあそびプランも、実際に子どもたちと行っているものばかりです。まずは運動と考えずに、「あそび」としての体作りの時間を楽しんでみてください。
体幹あそびを通して、一人でも多くの「運動が好きな子ども」が増えることを願っています。
内容説明
体を支える“体幹”をあそびながら鍛える!
目次
1 基本運動あそび(動物さんぽ;おいもコロコロ ほか)
2 操作系運動あそび(フープ回し;回してジャンプ! ほか)
3 バランス系運動あそび(ぐらぐらマット;ラクダのこぶ乗り ほか)
4 集団・競争運動あそび(おうちを守れ!;バクダン足送り ほか)
5 プール運動あそび(花火が上がるよ!;ジャンケンシャワー ほか)
著者等紹介
倉上千恵[クラカミチエ]
東京都出身。日本女子体育大学体育学部卒業。河合楽器製作所東日本スポーツ課にて幼児体育の指導を行う。2005年に渡米。ウェストバージニア州Wheeling Country Day schoolにて、現地の子どもに日本語と体育を教えた経験から2009年「えいごで体操MITTE KIDS(ミットキッズ)」を立ち上げる。現在は、都内12保育園、児童発達支援センター、インターナショナルスクールでの体育指導と保育士への講演・研修を行っている。幼児体育指導歴は22年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。