出版社内容情報
心臓と血管は、誰でも、必ず老化します。また、一度心不全の症状があらわれたら、もう回復はできません。古き時代は「老衰」と呼んで片づけられていましたが、今、長寿社会を迎え、早い年齢から心臓と血管の老化予防に取り組むことが、とても大切なこととなりました。本書では、心臓と血管を健康に保つ秘訣について、最新研究でわかった情報を交えて紹介していきます。さらに、心臓のしくみ、血管のしくみ、心臓の病気のしくみなど、知っておきたい基礎知識も、読みやすいイラスト図解で解説します。心臓と血管の予防で大切なコンセプトは「ムリなくつづくこと」。つづかなければ意味はありません。まずはこれから、これだけ、という、「自分でできること」を紹介します。75歳以上の後期高齢者に限定すると、日本人の死因第一位は心臓と血管の病気。また要介護になる原因も、心臓と血管の病気が認知症を上回って第一位です。早めに知識を得て、自分でできうる対策を早期にとって、理想の長寿を実現させましょう。
内容説明
不整脈、心筋梗塞、動脈硬化「心不全パンデミック」を最新研究で予防する!心臓と血管が衰えるスピードを効果的に抑える方法。
目次
第1章 がんよりも怖い!心臓・血管の病気
第2章 知っておきたい正常な心臓・血管の働き
第3章 無理なくできる!心臓と血管にいい生活習慣
第4章 こんな人は、心臓・血管の病気に注意!
第5章 見逃してほしくない「心臓病のサイン」
第6章 知っておきたい心臓・血管の病気
第7章 心臓・血管の病気になったら
著者等紹介
山下武志[ヤマシタタケシ]
心臓血管研究所・所長。日本循環器学会認定循環器専門医。専門は循環器内科、特に不整脈。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院第二内科助手を経て、心臓血管研究所付属病院に勤務。日本心臓病学会特別正会員、日本内科学会認定内科医・指導医、日本不整脈心電学会理事。心臓病の予防・管理には、患者本人や家族が知識を持ち、生活習慣を改善することが欠かせないとの思いから、専門書の出版だけでなく、書籍やテレビを通して一般の方にもわかりやすい情報提供に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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