出版社内容情報
《内容》 実践の積み重ねを通して得られた「臨床の知」を教育現場へ生かすことを願って書かれたケア論。1970年代思想の洗礼を受けた著者が,病むことをアイデンティティの危機ととらえて病と癒しの本質を理解しようとしている。各章にはさみ込まれるエピソードは,小児病棟で著者がかかわった子供やその親たちとのつき合いが浮き彫りにされ,実践の姿が紹介される。
目次
白衣が隔てる世界
病者という存在
病いと癒し
援助者であること
援助者に求められる型
死とケア
援助を支える知識と技術
魔法の時間