出版社内容情報
《内容》 痴呆(認知症)の人と接するには,一般の高齢者と同じでよいところと違ったところがある。痴呆(認知症)が増えるなか,そのケアに対する考え方や技術を知るのに,現場を多く経験し,ケアの指導にもあたってきた著者がわかりやすく説明した書。痴呆(認知症)を理解した上で,日々のケアにあたってほしい。
《目次》
序章
1. 認知症の人との出会い-自分の世界を生きる
2. 認知症ケア現場の実情-クリスマス会にて
3. ケア提供者の混乱-認知症の進行に拍車
4. 本書の特徴
1 自分の世界を生きる認知症の人
1. 認知症の今
2. 認知症とは
3. アルツハイマー型痴呆と血管性痴呆
4. 認知症に伴う症状
2 認知症の人と家族
1. 高齢者と家族の今
2. 認知症という親(身内)を家族が受け止める過程
3 認知症ケアに求められる姿勢
1. 人間としての高齢者を理解する
2. 当たり前の生活の大切さをわかること
3. 高齢者の体の変化を,自分自身の体を眺めながら理解していく
4. 時代を知る-百年の歴史を勉強し,高齢者を知る手がかりとする
5. 共感すること-1本の足はその人の世界に,もう1本の足は自分自身に
6. 自分自身もいずれは高齢者になるという自覚をもつ
7. チームで働く
4 認知症ケアの基本的対応
1. 見守り・観察ケア
2. 健康管理のケア
3. かかわりケア
4. 五感を刺激するケア
5. 興味・関心を探るケア
6. 気分転換のケア
7. チームケア
8. 行動変容を促すケア
9. リハビリテーションケア
10. 基本的欲求を満たすケア
11. 家族へのケア
5 認知症の人の日常生活を支える援助技術
ケアを始める前に
1. 生活環境-安心して過ごしたい
2. 姿勢と動作-背筋を伸ばして
3. 食事-安全に楽しく食べる
4. 排泄-すっきり爽快になる
5. 清潔-きれいでいたい
6. 衣-おしゃれを楽しむ
7. 睡眠・休息-ゆっくり休むということ
6 認知症の人のアセスメントとケアプラン
1. アセスメントのための情報-認知症ケアの拠りどころ
2. アセスメントをする共通の視点とアセスメント項目
3. 測定スケール
4. 認知症の高齢者のアセスメント結果をケアに活かす
7 認知症の人の性と死
1. セクシュアリティ
2. 別れを迎えるとき-別れの作法
8 地域(あなた)の力
1. 認知症の人が暮らす場
2. 認知症の人を支える仕組み
あとがき
索引
目次
1 自分の世界を生きる認知症の人
2 認知症の人と家族
3 認知症ケアに求められる姿勢
4 認知症ケアの基本的対応
5 認知症の人の日常生活を支える援助技術
6 認知症の人のアセスメントとケアプラン
7 認知症の人の性と死
8 地域(あなた)の力
著者等紹介
六角僚子[ロッカクリョウコ]
NPO法人痴呆ケア研究所代表理事。茨城キリスト教大学看護学部・助教授
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