出版社内容情報
《内容》 法医学の立場から長年医療事故に関わってきた医師と弁護士が,現場で常に事故を意識しておかなくてはならない管理者に向けてまとめた概説書の改訂版。昨今ますます重要度を増したリスク・マネジメントに一章を割き,初版以上に臨床現場に役立つように改められた。
《目次》
第1章 概論
1 医療事故と医事紛争
2 医療事故と法的責任
3 医療事故の真相究明
4 日本における医事紛争と医事判決
5 患者はなぜ医療関係者を訴えるか
[問題1]
第2章 輸血
1 輸血事故とは
2 輸血療法の実施に関する指針
3 不適合輸血
4 輸血拒否と医事紛争
5 エイズ感染と輸血
[問題2]
第3章 与薬
1 誤薬
2 中心静脈栄養と静脈注射
3 医薬品の使用説明書
4 注射による医療事故の歴史
[問題3]
第4章 手術
1 手術による医療事故
2 患者取り違え手術
3 手術同意(承諾)書
4 手術と異物遺残
[問題4]
第5章 検査
1 医療の進歩と臨床検査
2 事故頻度と医事紛争
3 検査と同意(承諾)書
4 検査と治療
[問題5]
第6章 管理
1 医療と危険
2 転倒・転落事故
3 褥創
4 自殺
5 医療事故発生時になすべきこと
[問題6]
第7章 医療記録
1 診療録と看護記録
2 診療・看護記録の現状と問題点
3 診療・看護記録の訂正
4 虚偽診断書作成と証拠隠滅など
第8章 救急
1 「応招義務」と厚生省見解
2 診療拒否と医事紛争の争点
3 最近の主な救急医療に関する民事判決
4 いわゆる「たらいまわし事件」の一例
5 今後の救急医療の課題
第9章 具体的なリスクマネジメント
1 インシデントレポートの収集
2 インシデントレポートの分析とフィードバック
3 マニュアルの作成と教育研修
問題解答
参考・引用文献
索引
目次
第1章 概論
第2章 輸血
第3章 与薬
第4章 手術
第5章 検査
第6章 管理
第7章 医療記録
第8章 救急
第9章 具体的なリスクマネジメント
著者等紹介
押田茂実[オシダシゲミ]
日本大学医学部教授
児玉安司[コダマヤスシ]
三宅坂総合法律事務所弁護士
鈴木利広[スズキトシヒロ]
鈴木利広法律事務所弁護士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。