出版社内容情報
《内容》 困ったときの○○看護シリーズの6冊目。精神疾患患者の看護を行うなかで，しばしば遭遇する問題や，対応に迷う事例を取り上げ，看護上の問題を解決するための具体的方策を解説。ベテランナースが積み重ねてきた経験をもとに，看護ケアや患者指導の工夫をわかりやすく伝える
《目次》
第1章 症状・病態の改善しない患者への看護援助
A. 自傷行為で入退院を繰り返す患者
B. 多飲水，水中毒から意識障害を呈する患者
第2章 病棟でケア困難な患者への看護援助
A. 行動化がおさまらない境界型人格障害患者
B. 医療職者への攻撃がおさまらない患者
C. 入院生活に宗教が影響している患者
D. セルフケアが低下し続ける統合失調症患者
E. 執拗に訴えを繰り返す慢性統合失調症患者
第3章 治療の受入れが困難な患者への看護援助
A. 急性期の症状が改善せず，早期退院が困難な患者
B. ひきこもりが長期化する患者
第4章 退院困難な患者への看護援助
A. 退院生活への障壁の多い患者
B. 急性期治療から自宅療養への移行困難な患者
C. 陰性症状が強く，社会復帰が困難な患者
第5章 地域や家族の受入れが難しい患者への看護援助
A. 地域の反対で退院の困難な長期入院患者
B. 家族の干渉が強く，症状を悪化させた患者
第6章 リエゾン領域の精神疾患患者への援助
A. ターミナル期の患者の受入れに混乱をきたす家族
B. 混乱状態をきたした治癒困難な進行性癌患者
C. 化学療法を受け，精神的に不安定になる患者
付録 看護師の薬物療法への関わり
内容説明
世の中では急増する児童虐待、突然の事件や災害による外傷後ストレス障害、身体疾患や治療によるうつ状態や危機状態、触法精神障害者へのケア体制の課題など、こころのケアに関する多くの課題はまだ山積している。本書では、山積する課題を乗り越えていくため、臨床の現場で活躍されている看護師・保健師の方々が、地道でかつケースの変化をもたらす“臨床の知”を、事例を通して紹介した。
目次
第１章 症状・病態の改善しない患者への看護援助
第２章 病棟でケア困難な患者への看護援助
第３章 治療の受け入れが困難な患者への看護援助
第４章 退院困難な患者への看護援助
第５章 地域や家族の受け入れが難しい患者への看護援助
第６章 リエゾン領域の精神疾患患者への援助
著者等紹介
宇佐見しおり［ウサミシオリ］
熊本大学医療技術短期大学部看護学科教授・精神看護専門看護師（ＣＮＳ）。１９８６年熊本大学教育学部特別教科（看護）教員養成課程卒業（教育学士）。１９９８年聖路加看護大学大学院修士課程終了（看護学修士）。長谷川病院にてＣＮＳ勤務（～１９９３年）。１９９７年看護学博士（第８号）取得。兵庫県立看護大学看護学部（～２００１年）。１９９８年光愛病院看護部ＣＮＳ非常勤（～２００１年）。２００１年～熊本大学医療技術短期大学部看護学科。熊大病院ならびに菊陽病院にてＣＮＳ非常勤、光愛病院コンサルタント
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