DVと虐待―「家族の暴力」に援助者ができること

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DVと虐待―「家族の暴力」に援助者ができること

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260331838
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 なぜ虐待された子は親を慕い,殴られた妻は夫のもとに戻るのか--この「当事者性の不在」という“謎”解きから始めない限り,援助者は家族の暴力に太刀打ちできない。「味方になる」「第三者を登場させる」「数と時間の効果」等の魅力的な概念を駆使して贈る,まったく新しいアプローチの数々。    

《目次》
I 家族の暴力
 前提(1) 「家庭内暴力」
 前提(2) 児童虐待
 前提(3) ドメスティック・バイオレンス
II エピソードにみる被害者-当事者性とはなんだろうか
 事例(1) 鼻の曲がったA子さん
 事例(2) 日本刀を振り回す夫から逃げられないB子さん
 事例(3) 長男に連れられてきたC子さん
III こう介入する
 介入(1) 介入は正当だ
 介入(2) 介入の基本
 介入(3) 被害者への介入方法-DVを中心に
 介入(4) 加害者への介入方法-虐待を中心に
 介入(5) これだけは覚えておきたい七箇条
IV 暴力を解くキーワード
 キーワード(1) 「1人」はあぶない
 キーワード(2) 「2人」もあぶない
 キーワード(3) 「第3者」を登場させる
 キーワード(4) 「仲間」をつくろう
V 援助者側の問題-わたしたちは何に縛られているのか
 転換(1) 中立はない
 転換(2) プライバシーは被害者を守らない
 転換(3) 家族は暴力と支配に満ちている

目次

1 家族の暴力
2 エピソードにみる被害者―当事者性とはなんだろうか
3 こう介入する
4 暴力を解くキーワード
5 援助者側の問題―わたしたちは何に縛られているのか

著者等紹介

信田さよ子[ノブタサヨコ]
1946年岐阜県生まれ。1969年お茶の水女子大学文学部哲学科卒業。1973年お茶の水女子大学大学院修士課程終了(児童学専攻)。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所(CIAP)付属原宿相談室長を経て、1995年12月に原宿カウンセリングセンターを開設、所長として現在にいたる。臨床心理士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

38
援助者・支援者の立場に中立はないという言葉。とても重いと思いました。同時に、味方になるということ。これは、被害者にも加害者にも味方になることの重要性です。加害者の味方になることで加害者は自らの責任を見つめられるようになるというのは、そのとおりだと思いました。福祉や心理の支援者の姿勢がするどく問われていると思いました。また、介入の意味についても深く考えることができました。2019/05/02

katoyann

28
家族は権力構造であり、支配と被支配の関係性から成り立つという問題を暴いた、DVと虐待に関する論考。DV被害のケーススタディの紹介から家族の暴力的な特徴を読み解く。家族は愛情共同体である、というドミナントな物語に拘束され、被害を自覚できないのが日本のDV被害の問題だと喝破する。つまり、当事者性の不在が日本のDVの大問題なのだ。 この20年の間で自民党の政治家や新興宗教の指導者、そして日本会議周辺の人物が強調してきたのは家族主義である。統一教会問題がクローズアップされている今こそ、信田さよ子を読むべきだ。2022/07/22

kokeko

3
日本の家族を見てきた著者ならではの斬り込み方だった。翻訳ものにはない日本の感覚がきちんと織り込まれている。「中立はない」もわかりやすかった。出版から少し時間が経っているが、DVの理解と援助の心構えの基本を知るいい本だと思う。2019/08/12

まゆ

2
医療関係者。特に、精神科医やカウンセラーは、クライエントの主訴を、そのまま真に受けないで欲しいと、強く思った。家族という密室の中にある真相は、真相ゆえに語られない可能性があることを、必ず頭の片隅にとどめて欲しい。 本当に不幸な人は、不幸な顔をしていない。 臨床の現場で真剣に向き合っているからこその、重みある言葉だと受け止めた。2012/05/03

ripurou

2
再読。分けて考えられないDVと虐待についての考え方や関わり方の基本が、熱く語られています。2010/05/19

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