臨床検査技術学 〈10〉 臨床化学 菅野剛史 (第3版)

臨床検査技術学 〈10〉 臨床化学 菅野剛史 (第3版)

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  • サイズ B5判/ページ数 316p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784260274395
  • NDC分類 492.1
  • Cコード C3347

出版社内容情報

《内容》 1998年の第2版からわずか3年目の改訂であるが、その間、臨床化学領域では標準化の達成が著しい。その背景には、標準物質の供給、測定体系に従った測定手法の確立が挙げられる。本書は、基準範囲を求める過程とその背景となる測定体系について概念から習得できるよう、測定の臨床的意義を踏まえ丁寧に解説した。    《目次》 目次 1 総論 1  A. 臨床化学とは…菅野剛史…1  B. 検査計画からデータの管理まで…菅野剛史…1   1. 検査計画…2   2. サンプル採取条件…2   3. 検体の前処理…5   4. 分析の管理…7   5. 分析データの管理・解析…7  C. 定量分析…仁科甫啓…8   1. 物理的分析と化学的分析…8   2. 重量分析…8   3. 容量分析…8   4. 吸光光度分析…9   5. 比濁法と比ろう法…10   6. 炎光分析…10   7. 原子吸光法…11   8. 蛍光分析…11   9. 化学発光分析…12   10. 電気化学分析…12  D. 分離分析…仁科甫啓…13   1. 電気泳動分析…13   2. クロマトグラフィーを用いた分離法…14  E. 酵素的測定法…安部 彰…15   1. 酵素的分析法の概要…15   2. 酵素的測定法の分析モード…17   3. 検出反応に利用される酵素系…18   4. 固定化酵素…20  F. 免疫測定法…安部 彰…20   1. 非標識直接法…21   2. 標識免疫測定法…22  G. ドライケミストリー…安部 彰…25   1. ドライケミストリーの原理…25   2. 簡易検査としてのドライケミストリー…26   3. 緊急検査としてのドライケミストリー…27  H. 自動分析法と検査システム…菅野剛史…27   1. 自動分析装置の誕生…27   2. 連続流れ方式の自動分析装置…29   3. ディスクリート型分析機…31   4. 遠心型fast analyzer…33   5. 検体の標識,搬送システム,検査ロボット…34  I. 超微量分析と臨床分析の将来…仁科甫啓…35   1. 蛍光分析…35   2. 化学発光と生物発光…37   3. 超微量分析と臨床化学…40  J. 臨床化学で必要な統計計算…仁科甫啓…41   1. 平均値と標準偏差…41   2. 度数分布表とヒストグラム…43   3. 相関…43   4. 回帰分析…43   5. 推定と検定…44  K. 基準範囲(いわゆる正常域)…菅野剛史…44   1. 基準範囲の概念と定義…44   2. 基準範囲の求め方…44   3. 基準範囲と病態識別値…46   4. 個体間変動と個体内変動…47   5. 基準範囲を求める背景となる測定システム…47 2 各論 49  A. 電解質…仁科甫啓…49   1. 生体構成元素…49   2. 電解質の測定単位…50   3. 体内水分の区別と電解質濃度…50   4. ナトリウム…51   5. カリウム…53   6. 塩化物(クロライド)…54   7. カルシウム…56   8. マグネシウム…58   9. 無機リン…59   10. 二酸化炭素および炭酸水素…62   11. 血清鉄および鉄結合能…63   12. 銅…65   13. その他の重金属…66  B. 蛋白質…菅野剛史…66   1. 体液中総蛋白…67     血清総蛋白…67     尿蛋白…69     髄液蛋白…71   2. アルブミンおよびA/G比…72   3. 血清蛋白とその分画…73   4. 糖蛋白および急性相反応蛋白…77   5. 血清膠質反応…80   6. 金属輸送ならびに金属含有蛋白…80   7. 免疫グロブリン…81   8. リポ蛋白とアポリポ蛋白…84   9. ヘモグロビン…85   10. 血液凝固・線溶に関する蛋白…85   11. 補体系の蛋白…85   12. その他の血漿蛋白…87  C. 非蛋白窒素化合物…安部 彰…87   1. 非蛋白窒素…87   2. 尿素窒素…88   3. クレアチニン,クレアチン…90   4. アンモニア…93   5. 尿酸…94   6. アミノ酸…96  D. 糖質および代謝産物…安部 彰…99   1. 血糖…99     血中グルコースの調節機構…102   2. 糖化蛋白…106     糖化ヘモグロビン…106     フルクトサミン…109   3. 1,5-アンヒドログルシトール…109   4. 尿糖…110   5. その他の糖…111     フルクトース…111     ガラクトース…111     ペントース…111     グリコーゲン…112   6. 糖代謝産物…112     乳酸…112     ピルビン酸…113     ケトン体…113  E. 脂質…安部 彰…114   1. 脂質の成分とリポ蛋白…114   2. コレステロール…118   3. トリグリセリド…121   4. リン脂質…123   5. 遊離脂肪酸…125   6. HDLコレステロール…127   7. LDLコレステロール…129  F. その他の有機化合物…安部 彰…131   1. ビリルビン…131   2. 胆汁酸…135   3. ヘモグロビン…137   4. ミオグロビン…139  G. 酵素とアイソエンザイム…菅野剛史…139   1. 酵素活性の測定とアイソエンザイムの考え方…139   2. 酵素的診断法…141   3. 酵素活性測定法…145   4. 酸性ホスファターゼ…148   5. アルドラーゼとアルドラーゼアイソエンザイム…150     アルドラーゼ…150     アルドラーゼアイソエンザイム…151   6. アルカリホスファターゼとそのアイソエンザイム…152     アルカリホスファターゼ…153     ALPアイソエンザイム…156   7. アミノトランスフェラーゼ(トランス    アミナーゼ)とアイソエンザイム…158     アミノトランスフェラーゼ…159     ASTアイソエンザイム…162   8. アミラーゼとアミラーゼアイソエンザイム…163     アミラーゼ…163     アミラーゼアイソエンザイム…167   9. コリンエステラーゼとそのアイソエンザイム…169     コリンエステラーゼ…170     コリンエステラーゼアイソエンザイム…172   10. クレアチンキナーゼとそのアイソエン    ザイム/アイソフォーム…173     クレアチンキナーゼ…173     クレアチンキナーゼアイソエンザイム      およびアイソフォーム…176   11. γグルタミルトランスフェラーゼ     (γ-GTまたはGGT)…177   12. グアナーゼ(グアニンデアミナーゼ)…179   13. 乳酸デヒドロゲナーゼとそのアイソエンザイム…181     乳酸デヒドロゲナーゼ…181     乳酸デヒドロゲナーゼアイソエンザイム(イソ酵素)…183   14. アミノペプチダーゼ…185   15. リパーゼ…188  H. 内分泌と情報伝達…菅野剛史…191   1. 情報伝達物質としてのホルモン…191   2. ホルモンの種類と性状…194   3. 視床下部で産生されるホルモン…194   4. 下垂体前葉ホルモン…197   5. 下垂体後葉ホルモン…200   6. 甲状腺ホルモン…201   7. 副甲状腺ホルモン…203   8. 副腎皮質ホルモン…203   9. 副腎髄質ホルモン…206   10. 膵,消化管ホルモン…208   11. 性腺・胎盤関連のホルモン…209  I. 血中薬剤濃度測定…仁科甫啓…213 3 機能検査 菅野剛史 216  A. 内分泌機能検査……216   1. 下垂体機能検査…216  B. 腎機能検査……219   1. 腎機能の指標…219   2. クレアチニンクリアランス…220   3. 色素排泄試験;フェノールスルホンフタ    レイン排泄試験…221   4. フィッシュバーグの濃縮試験…222   5. 血中含窒素化合物の測定…222  C. 肝機能検査……223   1. 生理的意義…223   2. 臨床的意義…224   3. BSP試験…228   4. ICG試験…228  D. 膵機能検査……228   1. 膵外分泌機能検査…229   2. 消化吸収試験…230   3. 膵内分泌機能検査…230 4 臨床化学実験 232  A. 臨床化学実習の基本…安部 彰…232   1. 化学実験の操作…232   2. 試料…235   3. 試料の前処理…237   4. 試薬とその調整法…238   5. 精度管理の実際…241   6. 基準値…243  B. 電解質ならびに微量金属…安部 彰…244   1. 炎光光度法によるナトリウム,カリウムの分析…244   2. イオン選択電極による電解質の分析…246   3. 電量適定法…246   4. カルシウムの分析…247   5. マグネシウムの分析…248  C. 蛋白…菅野剛史…249   1. 血清総蛋白…249   2. 尿蛋白…250   3. 髄液蛋白…251   4. アルブミンとA/G比…253   5. 蛋白分画…254   6. 血清膠質反応…256  D. 非蛋白性窒素化合物…安部 彰…257   1. 尿素・尿素窒素の酵素的分析法…257   2. 尿酸…259   3. クレアチニン…260   4. アンモニア…262  E. 糖質…安部 彰…263   1. 血糖…263   2. 尿糖…265  F. 脂質…安部 彰…265   1. トリグリセリド…265   2. コレステロール…267   3. HDLコレステロール…267   4. LDLコレステロール…269   5. リポ蛋白の分析…270  G. その他の有機物…安部 彰…273   1. ビリルビン…273   2. 胆汁酸…275  H. 酵素…菅野剛史…276   1. 酵素活性の測定…276   2. アルカリホスファターゼの測定…277   3. 乳酸デヒドロゲナーゼ…280   4. アミノトランスフェラーゼ    (日本臨床化学会勧告法)…282   5. クレアチンキナーゼ    (日本臨床化学会勧告法)…283   6. アイソエンザイムの分析…284  I. ホルモン…安部 彰…285   1. エンザイムイムノアッセイによるホルモンの定量…285 付1 臨床化学とSI単位…289 付2 原子量,分子量表…292 付3 基準範囲一覧…294 付4 臨床化学略語一覧…305 索引…307