出版社内容情報
《内容》 失語症患者に対して失語症臨床が有効であるためには,失語症とその回復をどのようにとらえ,どのような働きかけを行うべきなのか。本書はその臨床モデルを提示し,失語症臨床に新しい方向性を示した認知神経心理学と会話分析の考え方を紹介し,事例を通して失語症の回復を促進する働きかけの実際を解説する。言語聴覚士必読の書。 《目次》 第1章 失語症臨床とは何か 第2章 失語症の回復についてわかっていることは何か 第3章 なぜ認知神経心理学的アプローチなのか 第4章 コミュニケーション能力を促進するためには何をすべきか 第5章 なぜ失語症者の心理-社会的側面が重視されなければならないのか
内容説明
本書は、失語症臨床が有効に働くために、失語症とその回復過程をどのように捉えるべきか、また失語症の問題に対してどのような働きかけを行うべきか、について指針を与える「失語症の臨床モデル」を提示する。そして、失語症臨床に新しい方向を与えた二つの理論的枠組み(認知神経心理学と会話分析)と、そのアプローチを紹介し、さらに事例を通して“失語症の回復”を促進する働きかけを考察することによって、失語症臨床を行うための“臨床失語症学”には何が必要なのかを追い求める。
目次
第1章 失語症臨床とは何か
第2章 失語症の回復についてわかっていることは何か
第3章 なぜ認知神経心理学的アプローチなのか
第4章 コミュニケーション能力を促進するためには何をすべきか
第5章 なぜ失語症者の心理‐社会的側面が重視されなければならないのか
著者等紹介
佐藤ひとみ[サトウヒトミ]
1979年早稲田大学第一文学部卒業。中央鉄道病院(現JR東京総合病院)リハビリテーション室勤務を経て1984年より現職(浴風会病院リハビリテーション科言語。言語聴覚士)。1996年ロンドン大学(University College London,Department of Human Communication Science)大学院修士課程修了。1999年より同大学大学院博士課程在籍。所属学会、日本失語症学会、日本神経心理学会、British Aphasiology Society
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