出版社内容情報
《内容》 臓器移植・脳死・植物状態患者・ターミナル・ケア,体外受精など,医療技術の進歩の結果がもたらした,従来の常識では対処し切れない諸々の事態にどう対処したら良いかを検討するために行った厚生省の「生命と倫理に関する懇談会」の18回分(58~60年)の報告書をもとに,委員のエッセイ,これに関する主な出来事,各国の法律,用語解説その他の資料を追加して編集。先ごろ厚生省に提出された「脳死に関する研究」の最終報告書に盛られた「脳死判定基準」の内容の理解と,現実に即応した議論のための素材を提供する。 《目次》 I 医療技術の現状と展望 II 生命と倫理をめぐる諸問題 III 生命と倫理について考える IV 資料