出版社内容情報
《内容》 近年ショックの分類は、循環動態を中心とした機能的分類に変わり、より治療に直結したものに整理された。本書では、この新しい分類に基づいたショックの病態生理を臨床的な視点から詳述し、ショック後の臓器障害をSIRS・MODSという疾病概念とのかかわりで新たに構築するとともに、最先端のショック治療の実際までを豊富な図表を駆使してわかりやすく解説した。 《目次》 第1章 SIRS・ショック・MODSの歴史的概観 第2章 SIRS・ショック・MODSの病態 I サイトカイン II ケミカルメディエータ III 血管内皮と微小循環障害 IV 虚血再灌流障害 V 組織酸素代謝障害 第3章 SIRS・ショック・MODSの診断と初療 I SIRS・ショック・MODS;定義、分類および診断基準 II SIRS患者のトリアージ III ショックの診断と緊急処置 第4章 SIRS・ショック・MODSの治療 I 呼吸管理 II 輸液・輸血・栄養管理 III 血管作動薬 IV 蛋白分解酵素阻害薬と抗メディエータ療法 V 血液浄化法 第5章 各種ショックの治療の実際 I 血液分布異常性ショック II 循環血液量減少性ショック III 心原性ショック IV 心外閉塞・拘束性ショック 第6章 臓器サポートの実際 I 呼吸不全 II 心不全 III 腎不全 IV 肝不全 V 消化管出血とDIC VI 中枢神経障害
内容説明
本書では、急成長してきたクリティカルケアの現場で、実際の患者管理に役立つ診断・治療の最新の知識を明確に示し、最新のクリティカルケアを理解するための基礎知識として、SIRS、ショック、MODSの病態について解説を加えた。
目次
第1章 SIRS・ショック・MODSの歴史的概観
第2章 SIRS・ショック・MODSの病態
第3章 SIRS・ショック・MODSの診断と初療
第4章 SIRS・ショック・MODSの治療
第5章 各種ショックの治療の実際
第6章 臓器サポートの実際
著者等紹介
相川直樹[アイカワナオキ]
慶応義塾大学医学部救急部教授
青木克憲[アオキカツノリ]
慶応義塾大学医学部救急部助教授
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