出版社内容情報
《内容》 手術台上の患者の体位は,まず手術のやりやすさという手術者の立場から決められるのは当然であるが,手術のやりやすさと患者の安全とはしばしば相容れない命題である。固い手術台の上に長時間固定される患者は,ちょっとした不注意により腰痛や重大な神経麻痺や循環障害に見舞われることがある。本書は,こうした術後障害を防ぐための手術体位の気配りを,それぞれの体位における患者の生理の裏付けと豊富なイラストで懇切丁寧に解説。 《目次》 1 仰臥位 2 切石位 3 側臥位 4 腹臥位 5 坐位 6 患者の搬送と回復室での処置 7 特殊な体位 8 麻酔科の患者に及ぼす体位の生理学的影響